ある結婚の風景:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ある結婚の風景
ある結婚の風景
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ある結婚の風景

1981年3月7日公開
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ある一組の夫婦の結婚と離婚を通じ人間の真の結びつき、コミュニケーションとは何かを描く人間ドラマで、当初スウェーデン国営放送のもとで各50分6エピソード全5時間のTVシリーズとして企画・製作されたもの。製作はラース・オウェ・カールズベルイ、監督・脚本は「叫びとささやき」のイングマール・ベルイマン、撮影はスヴェン・ニクヴィスト、音楽はオーヴェ・スヴェンソン、編集はイングマール・ベルイマンとシブ・ラングレン、製作デザインはビヨルン・チューリン、衣裳はインガー・ペルソンが各々担当。出演はリヴ・ウルマン、エルランド・ヨセフソン、ビビ・アンデショーン、ヤン・マルムシェーなど。

ストーリー

ヨハン(エルランド・ヨセフソン)とマリアンヌ(リヴ・ウルマン)は結婚10年目を迎えていた。42歳のヨハンは応用心理研究所の助教授、35歳のマリアンヌは親族法・民法の弁護士で、二人の間の娘二人と共に安定した暮しを送っていた。理想的に見えるこの夫婦は、ある朝取材の女性記者のインタビューを受け、マリアンヌは夫婦関係について初めて語った。数日後、夫婦の共通の友達夫婦ピーター(ヤン・マルムシェー)とカタリーナ(ビビ・アンデショーン)を夕食に招いた二人は、お瓦いにののしりはじめたその夫婦に唖然としながら仲介をするのだった。その晩夫に自分たち夫婦の在り方を話そうとしたマリアンヌに、しかしヨハンは耳を傾けようとはしなかった。ヨハンは研究室で実験し、マリアンヌは法律事務所で依頼人の相談に応じるという相変らずの毎日が過ぎてゆくが、遂にそのバランスが崩れる時を迎える。ある夏の夕方、二人の娘と田舎の別荘にいたマリアンヌをヨハンが突然訪れた。喜ぶ彼女に、自分には実は恋人がいたのだときっぱりと告白するヨハン。その晩、激しくいい争った後、ヨハンは荷物をまとめ、翌朝出て行った。それから8カ月程たってヨハンからの電話を受けたマリアンヌは、彼を自宅に沼き、久しぶりにじっくりと話しを交した。その夜、ベッドを共にした二人は、しかしお互いにどうにもならない溝を感じた。正式に離婚し、それから数年の間に二人の生活は大きく変わった。ヨハンは恋人と別れ別の女性と結婚し、マリアンヌも幾つかの恋人を経て新しい夫を得ていた。しかし、今では、何のわだかまりもなくなっていた二人は時々会い、深い理解をもって本心を語り合い、静かな時を共に過ごすのだった。

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作品データ

原題
Scenes from a Marriage
製作年
1974年
製作国
スウェーデン
配給
エキプ・ド・シネマ
初公開日
1981年3月7日
製作会社
スウェーデン国営放送局


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