皆殺しの天使:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
皆殺しの天使
皆殺しの天使
-

皆殺しの天使

1981年8月1日公開、94分
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

ある邸に集まった数十名の上流階級の紳士淑女が目に見えぬ力に操られてその邸から外に出られなくなるというシュールな現象を描く。製作はグスタボ・アラトリステ、監督・脚本は「自由の幻想」のルイス・ブニュエル、原案はブニュエルとルイス・アルコリサ、撮影はガブリエル・フィゲロア、音楽はラウル・ラヴィスタ、編集はカルロス・サヴァヘ、美術はヘスス・ブラーチョ、衣裳はジョルジェット・ソモアーノが各々担当。出演はシルヴィア・ピナル、エンリケ・ランバル、ルシー・ガジャルド、エンリカ・ガルシア・アルバレス、ジャクリース・アンデーレ、ホセ・バビエラ、アウグスト・ベネディコ、ルイス・ベリスタイン、パトリシア・デ・モレロス、クラウディオ・ブルックなど。2017年12月23日よりリバイバル上映(配給:アイ・ヴィー・シー/配給協力:ノーム)。

配信で観る

ストーリー

オペラ公演が終って、夜食をとるために20人余の上流紳士淑女が、豪荘なノビレ邸に集まって来た。主人エドゥムンド・ノビレ(エンリケ・ランバル)とその妻ルシア(L・ガジャルド)、彼女の愛人らしき大佐、ピアニストのブランカ(パトリシア・デ・モレロス)建築枝師、歌手、医者のコンデ(アウグスト・ベネディコ)、そしてワルキューレと呼ばれる処女レチチア(シルヴィア・ピナル)など。しかし、彼らが邸に到着する以前から、ノビレ邸ではちよっとして異変がおこっていた。十数名もの召使いたちが、夜食会を前に次々に邸を去っていったのだ。食事を終え、人々がサロンに移り、ブランカが弾くパラディージのソナタを聴きながら、噂話に花を咲かせ、帰る時刻が近づいた。しかし、誰も帰ろうとせず、朝の4時を迎えるが、遂に帰るきっかけを失い、皆は眠りこんでしまった。翌朝、執事長フリオ(クラウディオ・ブルック)を含めた21人が、サロンの外に出れなくなるという事態が生じる。水と食物が尽き、死者まで発生し、悪夢に襲われる人々の異常な光景。彼らはまぎれこんできた羊を、他人をおしのけて喰いつく。自殺を決意したノビレがピストルを手にした時、レチチアが不思議なことに気がつく。全員が最初の夜と同じ席で同じ会話をしているというのだ。そのまま話しを続け、彼らはサロンから脱出する機会を得る。しかし、彼らは、脱出を感謝してミサをあげにいった教会で、再び異常な事態に追いこまれていくのだった。

フォトギャラリー

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
EL ÁNGEL EXTERMINADOR
製作年
1962年
製作国
メキシコ
配給
フランス映画社
初公開日
1981年8月1日
上映時間
94分
製作会社
ユニンチ・フィルム


[c]キネマ旬報社