1900年:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
1900年
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1900年

1982年10月23日公開、316分
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1900年の同じ日に生まれた身分の異なる二人の男子が激動の時を経て成長しそれぞれの人生をまっとうする姿を描く二部構成の長編ドラマ。製作はアルベルト・グリマルディ、製作主任はマリオ・ディ・ビアーゼ、監督は「ルナ」のベルナルド・ベルトルッチ、脚本はフランコ・アルカッリ、ジュゼッペ・ベルトルッチ、ベルナルド・ベルトルッチ、撮影はヴィットリオ・ストラーロ、音楽はエンニオ・モリコーネが担当している。出演はバート・ランカスター、ロバート・デ・ニーロ、ロモロ・ヴァッリ、ドミニク・サンダ、スターリング・ヘイドン、ジェラール・ドパルデュー、ステファニア・サンドレッリ、アリダ・ヴァリなど。

ストーリー

1900年の夏、ベルリンギエリ大農園にふたりの男児が誕生した。地主であるアルフレード・ベルリンギエリ(バート・ランカスター)の次男ジョヴァンニ(ロモロ・ヴァッリ)の子で祖父の名をそのまま継ぐアルフレードと、小作人頭で大家族の長レオ・ダルコ(スターリング・ヘイドン)の娘ロジーナ(マリア・モンティ)の子オルモだ。それから七年ほど後の農園。長男のオッタヴィオ(ヴェルナー・ブランズ)は家風に逆らい放蕩の旅に出たままなので、今はジョヴァンニが権力をふるっている。成長したアルフレード(パオロ・パヴェージ)とオルモ(ロベルト・マッカンティ)の二少年は、いつも喧嘩ばかりしているが、深い友情で結ばれていた。祭りの日、老ベルリンギエリが自殺し、ジョヴァンニが自ら作った遺言で正式に当主となった。1918年秋。第一次大戦から復員するオルモ(ジェラール・ドパルデュー)。喜ぶダルコ一家。しかし農園は横暴な地主たちに苦しめられており、別の土地に去ってゆく者もいた。美しい女教師アニタ(ステファニア・サンドレッリ)をはじめ農婦たちが抵抗のデモを組む。そんなアニタにオルモは惹かれた。一方、新たなる十字軍結成をジョヴァンニは呼びかけるが、アルフレード(ロバート・デ・ニーロ)は賛同しない。彼は町にいるオッタヴィオの邸で、詩を書く自由な女アダ(ドミニク・サンダ)に会い心を奪われる。乾草小屋でのダンス・パーティで友情を誓うオルモと彼の子を宿したアニタ、そしてアルフレードとアダの四人。しかし、国内はファシストの抬頭で揺らいでいた。ジョヴァンニが死に、やがて当主となったアルフレード。彼にファシストとして猛威をふるうアッチラ(ドナルド・サザーランド)と彼の恋人レジーナ(ラウラ・ベッティ)を追放して欲しいとたのむオルモ。アルフレードとアダの結婚式の日、アッチラとレジーナが、ある地主の子を惨殺した。その容疑をかけられたオルモを救わないアルフレードにアダは失望する。1928年。ファシズムの時代。ピオッピ邸を狙うアッチラとレジーナが、クリスマス・イブの夜ピオッピ夫人(アリダ・ヴァリ)を惨殺。黙認するアルフレード。やがて、娘アニタ(アンナ・ヘンケル)と共にオルモが村を去る。それを知ってアダも村を出る決心をする。そして45年。農民たちは立ち上がった。アッチラとレジーナを捕え、アルフレードも捕えられた。しかし死んだと思われていたオルモが帰り、人民裁判で地主ベルリンギエリの死滅を宣告し、アルフレードは生き証人として生かすと告げた。直後、終戦の知らせが村にとどくのだった。

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作品データ

原題
Novecento
製作年
1976年
製作国
イタリア フランス 西ドイツ
配給
フランス映画社
初公開日
1982年10月23日
上映時間
316分
製作会社
PEA=アルティステ・アソシエ=アルテミス・プロ


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