悲しみのヴァイオリン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
悲しみのヴァイオリン
悲しみのヴァイオリン
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悲しみのヴァイオリン

1987年11月14日公開
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芸術上の苦悩からアル中になるヴァイオリニストと妻の愛の葛藤を描く。製作はヤニック・ベルナール、監督・脚本・原案はレジス・ヴァルニエ、脚色・台詞はアラン・ル・アンリ、アラン・ウェルミュス、カトリーヌ・コーエン、ヴァルニエ、撮影はフランソワ・カトンネ、ミシェル・スーリュー、ヴァンサン・コヒヴァ、音楽はロマノ・ムスマラ、編集はノエル・ボワソンが担当。出演はクリストフ・マラヴォワ、ジェーン・バーキンほか。

ストーリー

ヴァイオリニストのシモン(クリストフ・マラヴォワ)は、芸術上の行きづまりからアルコールに溺れていた。妻ローラ(ジェーン・バーキン)は彼が所属するオーケストラの主宰者であり、数年前、ピアニストの夫グザヴィエ(ディディエ・サンドル)を捨て、子供を連れてシモンとの生活を始めたのだ。ストラスブールのコンサートの途中、アル中で倒れたシモンは、自己嫌悪からますますひどい泥酔状態へとなっていった。ローラはシモンを駅で迎えるが、興奮したシモンは彼女から離れてしまう。グザヴィエがローラを家に送るがシモンは、同じオーケストラの団員、チェリストのベルナール(アンジェイ・セヴェリン)の家にころがり込んだ。彼はまたもや酒に酔って、ベルナールの子供にケガをさせてしまう。酒を飲み続けるシモンは、とあるビストロで奇妙な男ピエール(ジャン・ルイ・トランティニャン)と知り合う。ピエールはシモンを自分の家に連れ帰り献身的にシモンの看病をした。ピエールもアルコール中毒だった過去があり、その地獄からの脱出方法を語るのだった。ローラにしばらくの間戻らないと電話で告げブルターニュ地方への旅にピエールと共に出るシモン。旅から戻ったシモンに、ローラが電話で別れを告げた。その翌日彼女の許へ戻ったシモンは、ローラに立ち直ることを誓い、2人は甘美な時を過ごす。しかし、2人の平穏は長くはなかった。ローラが企画したベルナール、グザビエ、シモンの3重奏を、シモンは拒絶し、ようやく承諾したものの、彼はローラと別れピエールと暮らすと告げた。動転してピエールの所へ駆けつけるローラ。「彼を返して」と叫ぶローラに、ピエールが自分の過去を語った。夜、妻と共に海をセーリングしていた彼は酔っており、誤って海に落ちた妻をただ見殺しにすることしかできなかった。それ以来アルコールにとりつかれ、今はようやく立ち直ったということを。すべてを理解したローラは、シモンから去るのだった。

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作品データ

原題
La Femmes de ma vie
製作年
1986年
製作国
フランス
配給
巴里映画
初公開日
1987年11月14日
製作会社
オデッサ・フィルム=TF1フィルム・プロ


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