エロチック艦隊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
エロチック艦隊
エロチック艦隊
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エロチック艦隊

1929年公開
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「スピードウェイ」「若殿頑張る」と同じくウィリアム・ヘインズが主演する映画である。「翼の騎手」の原作者レイモンド・エルシェロック執筆のストーリーから「若殿頑張る」「恋愛戦線」のデール・ヴァン・エヴァリーが脚色し、「恋多き女」「黄金の世界へ」のクラレンス・ブラウンが監督し、「黎明の剣士」「俺は曲芸師」のメリット・B・ガースタッドが撮影したもの。主演者を助けて「キートンのエキストラ」「スピードウェイ」のアニタ・ペイジ、「俺は曲芸師」「俺は水兵」のカール・デーン、「気まぐれ女優」「乙女よ純なれ」のエディス・チャップマン、舞台出のJ・C・ニュージェントその他が出演している。

ストーリー

ケリーはある駆逐艦の乗組員で、茶目で無鉄砲な男であった。同僚にスヴェンという男がいる。大男で腕っ節は強いがすこぶる単純で、どちらかといえば間抜けな男であった。かねがねケリーにしてやられているので彼を目の敵にしていた。艦が港に入った時、上官の命令で乗組員一同は土地の夫人団体の歓迎会に臨んだ。各自が抽選で相手になったが、ケリーは自分の相手があまりぞっとしないので素早くスヴェンの番号と取り替えた。ケリーの相手になったのは、アリスという美しい娘であった。アリスは彼の不作法にあきれたが、その無邪気さを愛した。ケリーはアリスを家に送った。しかし彼女の母親は水兵が大嫌いであった。というのは自分の良人がかつては水兵であって散々に懲りいたからだった。そこで両人の姿を認めるや、母親ブラウン夫人は口をきわめて罵倒しケリーを追い払おうとした。母親のあまりの仕打ちに娘心の一筋からアリスはケリーを一緒に家をとびだした。お人善しの父親は心配したが、母親は直ちに戻ってくるからと高をくくっていた。両人はある安ホテルに投宿することになった。しかしアリスから結婚してくれと言われた時、さすがのんき者の彼も当惑した。ともあれ一応艦に報告してまた戻ってくるからと、帰艦すれば直ちに抜錨することを知ったアリスはケリーに裏切られたと思い、今さら家にも帰れず行方をくらました。ケリーは諸国の港に上陸したがアリスとの事があってからというもの以前のような元気がなかった。再びアリスの町に来た時、彼は早速アリスの家を訪れたが、彼女はいない。しかも両親は娘が結婚して同棲しているのだと思っている。狼狽したのはケリーで、急に強い責任を感じ町中をさがしまわった。ようやく彼女をあるキャバレエに発見したが、彼女の顧客と危険な雲行きをかもし、戸外へ飛び出した彼は、路上であったスヴェンに加勢を頼んだ。スヴェンが武勇を振るっている間にアリスを連れて両親の家に帰った。愛娘の顔を見た両親の喜びは大きかった。ケリーはアリスに自分の気持ちをすっかり打ち明けた。そこでアリスの誤解はようやくとけ2人の愛は甦った。

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作品データ

原題
Navy Blues
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
MGM支社
初公開日
1929年
製作会社
M.G.M 映画


[c]キネマ旬報社