ハイ・シーズン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ハイ・シーズン
ハイ・シーズン
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ハイ・シーズン

1989年6月19日公開
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夏のリゾート地、ギリシャのロードス島を舞台に、ある恋の行方と、そこでくり広げられる騒動を描く。エグゼキュテイヴ・プロデューサーはマイケル・ホワイト、製作はクレア・ダウンズ、監督・脚本は本作品が長編第一作にあたるクレア・ペプロー、共同脚本はマーク・ペプロー、撮影は「ミッション」のクリス・メンジス、音楽はジェーソン・オズボーンが担当。出演はジャクリーン・ビセット、ジェームズ・フォックスほか。

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ストーリー

ギリシャに魅せられている写真家のキャサリン(ジャクリーン・ビセット)は、毎年夏になると娘のクロエ(ルビー・ベイカー)とともに、ロードス島の別荘で生活を営んでいた。彼女には別居中の夫で彫刻家のパトリック(ジェームズ・フォックス)がいて、彼もこの島に居をかまえていた。二人は会うたびに芸術に対する見解や生き方に関して喧嘩を繰り返していたが、まだ互いに愛しあっていた。彼は、観光客相手に金儲けを夢みる島の若者ヤニ(パリス・シェリオス)の依頼で、記念の像を創っていたが、ヤニの母ピネロピ(イレーネ・パパス)は押し寄せる観光客に敵意を抱いていた。そんなある日、リック(ケネス・ブラナー)とキャロル(レスリー・マンヴィル)という新婚カップルが島にやって来た。典型的な観光客に見える二人だが、ある使命を帯びてこの島を訪ねてきたリックは、偶然出会ったキャサリンに一見惚れし、一方のキャロルもヤニに好意を抱いていた。折しもキャサリンの旧友で古美術研究家のシャープ(セバスチャン・ショウ)もこの島を訪ね、彼女と旧交を温めていた。記念像の除幕式の前夜祭で、泥酔したキャロルが骨董品と呼ばれるキャサリンの壷を割ってしまい、事の湮滅に奔走するリックは、ふとしたことからキャサリンと愛を交わしあうことになる。翌朝、除幕式に馬でやってきたペネロピは像を叩き壊し、観光客に向けて銃を放ったことから、式は混乱のうちに終る。その頃、シャープがかつて共産主義に関わっていた偽美術史家であることが暴露され、リックの手によってソ連に追放されることになった。そしてキャサリンとパトリックは、改めて愛を見つめ直すのだった。

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作品データ

原題
High Season
製作年
1987年
製作国
イギリス
配給
コムストック
初公開日
1989年6月19日
製作会社
ヘンデル・フィルム・コーポレーション


[c]キネマ旬報社