愛の7日間:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
愛の7日間
愛の7日間
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愛の7日間

1983年10月1日公開
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ただ一度愛しあったフランス女性との間に生まれた子供をめぐり、その父親と彼の妻の心の揺れ動きを描くファミリー・ドラマ。製作は「トラ・トラ・トラ!」のエルモ・ウィリアムスと「さらば愛しき女よ」のエリオット・カストナー。監督は「さらば愛しき女よ」を手掛け、最近は「トッツィー」をプロデュースしたディック・リチャーズが担当。エグゼクティヴ・プロデューサーはスタンリー・ベック。元エール大教授のエリック・シーガルが80年に発表したベストセラー小説「家族の問題」(角川書店刊、その後「愛の7日間」と改題して角川文庫に収録)に基づき、シーガル自身とデイヴィッド・ツェラグ・グッドマンが脚色。撮影はリチャード・H・クライン、音楽はジョルジュ・ドルリューが手掛けている。出演はマーティン・シーン、ブライス・ダナー、クレイグ・T・ネルソン、役柄と同じ米仏混血のセバスチャン・ダンガン、デイヴィッド・ヘミングスなど。日本版字幕は戸田奈津子。デラックス・カラー、ビスタサイズ。1983年作品。

ストーリー

ボブ・ベックウィズ(マーティン・シーン)は南カリフォルニア大学人文学部の教授で、人望も厚い。妻のシーラ(ブライス・ダナー)は大学出版局の編集者。2人の間には、12歳のジェシカと9歳のポーラという娘がいて、明るい家庭を築いていた。ある日、フランス人の旧友ルイから長距離電話を受けた。ニコルが死んだというのだ。ニコルとは彼が10年前にフランスで講演した時に知り合った女医で、唯一度セックスしたことがあった。一人息子はボブの子供だが、ニコルに口止めされ、ルイは今まで黙っていたという。夫のただならぬ表情にシーラが気付いて問いつめる。夫の言葉にショックを受けたシーラは、やがてその子を復活祭の休みに呼びよせたらと提案する。もし、その子に会いに夫がフランスに行ったら…そう思うと耐えられないからだともつけ加える。LA空港で初めて会ったジャン=クロード(セバスチャン・ダンガン)は、ニコルの面影をうけついだ、もの静かな少年だった。娘たちはフランスからキュートな男の子が来たと大喜び。シーラはジャン=クロードを見る夫のいとおしげな表情に嫉妬した。友人の弁護士バーニー(クレイグ・T・ネルンン)の息子で、鼻持ちならないデイヴィを、ジャン=クロードがサッカーで手玉にとった時、ボブはかわいくて仕方なかった。シーラは現在、著名なイギリス人のノン・フィクション・ライター、ウィルソン(デイヴィッド・へミングス)の仕事をしていた。ウィルソンは彼女にモーションをかけるが、踏み切ることも出来ぬシーラは、親友マーゴの家へ行く。その夜、ベックウィズ邸ではボブと子供たちが彼女のために、特別ディナーを用意して待っていたのだが…。翌日、かねてからジェシカにつきあってくれといっては肘銃砲を食っていたデイヴィが、腹立ちまぎれにジャン=クロードの正体をしゃべってしまう。機嫌よく帰宅したボブとジャン=クロードを見たジェシカは、ジャン=クロードを私生児とののしった。ショックを受けて家を飛び出すジャン=クロード。後を追いかけたボブは、彼に真実を話した。彼はあなたが父親でうれしいという。ボブは娘2人に自分の非を認め、しかしジャン=クロードに対する態度はよくない、ジェシカは彼に謝まるべきだと話す。翌日、ジャン=クロードはシーラに礼儀正しく挨拶して去って行った。ボブはジャン=クロードと海辺で一時を過してから、LA空港へ。ロビーで父子が別れの時を惜んでいると、シーラと娘たちが駆けつけて来た。娘たちはジャン=クロードに謝り、再会を約す。ボブは息子を抱きしめた。

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作品データ

原題
Man, Woman and Child
製作年
1983年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア映画
初公開日
1983年10月1日
製作会社
ゲイロード・プロ/エリオット・カストナー作品


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