女王陛下の007|MOVIE WALKER PRESS
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女王陛下の007

1969年12月13日公開,142分
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新しいボンド・スター、ジョージ・レーゼンビーを迎えたシリーズ第六作。今回も細菌戦争を企むスペクターを相手に、“新ボンド”が決死の活躍をみせる。監督はボンド・シリーズの編集者であったピーター・ハント。イアン・フレミングの原作を脚色したのはウォルフ・マンコウィッツ、撮影はマイケル・リード、音楽はジョン・バリー、セットをピーター・ラモントが担当。製作はハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリ、製作構想はシド・ケイン。出演は新スター、ジョージ・レーゼンビー、ダイアナ・リグ、「インディアン狩り」のテリー・サヴァラス、「さらば恋の日」のガブリエレ・フェルゼッティ、イルゼ・ステッパット、おなじみのバーナード・リー、ルイス・マクスウュル、デズモンド・ルウェリンはレギュラー。その他、ボンドガールズには「冒険者たち」のアンジェラ・スコーラー、ジュリー・エーゲ、モナ・チョンなどが出演。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

イギリス秘密情報部のM(B・リー)は、スペクターの首領ブロフェルド(T・サヴァラス)の捜索と、動静を探るよう007号ジェームズ・ボンド(G・レーゼンビイ)に命じた。常に危険な仕事を求める彼は、この命令をあまり喜ばなかった。こんな時、ボンドはトレーシー(D・リグ)に会った。無謀な生き方と、自棄的な影をもった彼女、自殺まで図った彼女に、ボンドはなぜか心を魅かれた。そして、彼女の父ドラコ(G・フェルゼッティ)から、娘を立ち直らせてくれと懇願された。ドラコは、マフィアよりも恐ろしい組織、ユニオン・コルスの首領であった。彼の援助で、ブロフェルドの本拠がスイスにあることをつきとめたボンドは、単身そこへ乗り込んだ。スイス・アルプスのピズ・グロリアで、ブロフェルドは会員制のスキー・クラブと研究所を営んでいた。そこで、見事に変貌しているブロフェルドに会ったボンドは、彼の正体を見破ってしまった。しかし、何の武器も持たないボンドは、ひとまずスキーで脱走した。彼の身辺に手榴弾が炸裂する。その危機を救ったのはトレーシーであった。ボンドの報告から、イギリス情報部は、恐るべきスペクターの陰謀を知った。それは、催眠療法を受けた娘たちを使って、細菌をばらまき、生物学的戦争を起こそうとするものだった。ボンドは再びピズ・グロリアへ潜入し、悪の要塞を火柱の中に葬ったが、ブロフェルドをまた取り逃がしてしまった。一仕事おえたボンドは、初めて愛した女、トレーシーと結婚した。しかし新婚の夜に、スペクターの魔手が迫って来た。そして、トレーシーは無残にも血に染って倒れた。最愛の女を殺されたボンドは、燃えたぎる憎悪の中で、ブロフェルドへの復讐を誓うのだった。

作品データ

原題
On Her Majesty's Secret Service
製作年
1969年
製作国
イギリス
配給
ユナイト
上映時間
142分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    フジ三太郎

    4.0
    2020/1/25

    午後ローにて視聴。以前もTBS?で視聴。
    本作は毎回、冒頭シーンがカットされるため、ボンドとトレーシーの関係がさっぱり分からず、解説のお世話となる。ボンドにとって、ヒロインのトレーシーは運命の人。本作はデートムービーとして文句なしの、恋するボンドとトレーシー、それに世界征服を企むテリー・サバラス版ブロフェルドの活躍・暗躍編。
    サバラスは後の「刑事コジャック」や、「バルジ大作戦」等、骨のある庶民役が似合うのだが、本作では伯爵に執着笑。
    思いっきりシンプルながら、おそらく最も波乱万丈な、でも人間味あるボンドの半生記を見ている気になる。
    ボンド役こそJ・レーゼンビーで、最初は違和感あるが、後半のスキーシーンから完全に見慣れる。コメントにあるように、アリステア・マクリーンを大分意識したような、「荒鷲の要塞」っぽい設定ながら、ウインター・スポーツを存分にアクションに取り入れており、「ロシアより愛をこめて」より本作の方がいいかもしれない。
    ただ、監督がピーター・ハント。前作「二度死ぬ」でアクション専門の第二班監督、さらにはシリーズ通じて編集担当だったのはいいが、前半のブロフェルドの某施設での、ハーレム風な女性たちの描き方が全くダメ。ここはさっさと忘れるしかない。
    本作を、コネリーで映画化するのは考えられず、レーゼンビーだから、ここまで割り切れたと思う。だって、ルパン三世が誰かと結婚式なんて挙げる? シティハンターは何となく香に行ったけど、「エンジェルハート」で暗転するし。
    ※レーゼンビーは実はスキーの名手ながら、主演のためにスキーシーンはスタント。格闘も得意で、そこはずっと後の「スカイ・ハイ(マスカラスですな)」でジミー・ウォングの敵役で活かされた。元ボンドなのにしょぼい香港アクション映画で口ひげの悪役なのが、都落ち感ぱねぇ。

    個人的には、ボンドの窮地を助けに来たトレーシーの登場シーンにぐっと来た。これはカップルにおすすめの映画。
    ラストはなみ・・とネタバレ無しね。

    P.S. 毎回、エンドクレジット最後に次回作予告タイトルが出る。前作が「二度死ぬ」で、本来の次作は何と、黄金銃を持つ男!ですと。2代目ボンド?のロジャー・ムーアの契約まで取ったが、ロケ地のカンボジアが政情不安(ポルポトのキリング・フィールドですな)で製作が流れ、ムーアも別映画に主演、そしてレーゼンビー主演で本作になったそうな。しかも次作は再びのコネリーで「ダイヤモンドは永遠に」、次の次で、やっと黄金銃と言う、ややこしさ。

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