恋のマノン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋のマノン
恋のマノン
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恋のマノン

1971年11月13日公開
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アベ・プレポーの原作『マノン・レスコオ』の映画化。この原作の映画化は、アンリ・ジョルジュ・クルーソー監督の「情婦マノン」についで二度目である。監督は「スタンダールの恋愛論」のジャン・オーレル、脚本はセシル・サン・ローランとジャン・オーレルの共同、撮影はエドモン・リシャール、衣装はパリのデザイナー、ウンガロが各々担当。出演は「昼顔」「幸せはパリで」のカトリーヌ・ドヌーヴ、サミー・フレー、ジャン・クロード・ブリアリ、エルザ・マルティネッリ、ロバート・ウェバー、ポール・ハブシュミットなど。

ストーリー

パリのラジオ放送局のルポルタージュ記者のデ・グリュー(S・フレー)は、中国大陸取材を終え、東京の羽田空港から帰国の途についた。同じ飛行機には美しく挑発的な女マノン(C・ドヌーブ)が同乗していた。デ・グリューはパリ空港の玄関に迎えたベントレーに乗りこもうとするマノンに、声を掛けた。マノンは動き出そうとするベントレーに男を残して、デ・グリューのタクシーに乗り移ってきた。デ・グリューはホテルに一室をとってマノンとの一夜を過した。マノンの兄ジャン・ポール(J・C・ブリアリ)は、粋なパリッ児で、美しい妹マノンを愛し、かつ利用してぜいたくな暮しを送っていた。したがって、デ・グリューのような嫉妬深く、稼ぎの少ない男は願い下げである。パリの一流モード展で兄のジャン・ポールに引き合わされたシモン(P・ユプシュミット)に傾いたマノンは、デ・グリューをすっぽかして、シモンたちと船旅へ出た。だが、デ・グリューが、取材でストックホルムに向ったことを聞いたマノンは、矢もたてもたまらず、北に直行した。夜明けのストックホルムのホテルに、金髪のスウェーデン嬢と一緒のデ・グリューを見つけたマノンははじめて彼を深く愛している自分を知った。パリに帰った二人は豪華なマンションで同棲をはじめた。しかし金に困ったデ・グリューは、ジャン・ポールと組み、アメリカ人の実業家ラバッツィをたぶらかして、金を引き出させることを計画した。マノンの美貌にまいったラバッツィだが、兄と称するデ・グリューとマノンの関係が腑に落ちず二人の秘密を探ろうと試みた。しかし逆にマノンとラバッツィの睦言を盗み聞きしたデ・グリューは、その夜仕返しにとわざと二人のベッド風景をラバッツィに盗聴させた。からくりをばらした二人の会話で、すべては終った。夜明けの白々とした海に、着の身着のままのマノンとデ・グリューはモーターボートを走らせ、いずことも分らぬ海岸に船を乗り棄てて、あてどのない未来に二人は歩きだした。

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作品データ

原題
Manon
製作年
1971年
製作国
フランス
配給
現代映画
初公開日
1971年11月13日
製作会社
レ・フィルム・コロナ


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