呪いの館:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
呪いの館
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呪いの館

1973年5月26日公開、サスペンス・ミステリー
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怨霊に呪われた恐怖の町に起こる謎の連続殺人事件を描く。製作はナンド・ピサニとルチアノ・カテナッチ、監督は「モデル連続殺人!」のマリオ・バーヴァ、ロマノ・ミグリオリーニとロベルト・ナタールの原案をロマノ・ミグリオリーニ、ロベルト・ナタール、マリオ・バーヴァが脚色。撮影はアントニオ・リナルディ、音楽はカルロ・ルスティケリ、編集はロマーナ・フォルティーニが各々担当。出演はジャコモ・ロッシ・スチュアート、エリカ・ブラン、フェビエンヌ・ダリ、ピエロ・ルッリ、マックス・ローレンス、ジャンナ・ビバルデイなど。(伊)

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ストーリー

イタリアの片田舎。グラップス男爵夫人、(G・ビバルディ)の女中イリナが、自分の町で行われつつある連続殺人を警察署長宛に手紙を送ったことが、この奇怪な事件の発端だった。派遣されたクルーガー警部(P・ルリ)がこの町に到着する前に、イリナは不可解な死をとげていた。クルーガーの調べに対して町の人たちは知らぬ存ぜぬの一点張りで、早くも捜査は暗礁に乗り上げた恰好だった。クルーガーは検屍官エズウェイ(G・R・スチュアート)を呼び寄せ、死体解剖によって死因を確かめることになった。が、その前に死体は二人の町民に運びだされてしまった。クルーガーがカール町長(M・ローレンス)に会い責任をただすと逆に、検屍は中止してほしいと申しでた。エズウェイ検屍官の立合人にモニカ(E・ブランク)という娘が指名された。彼女は子供のときこの町をでたが、両親の墓参りをするために戻ってきたというのであった。解剖の結果、心臓からコインが検出された。その夜、クルーガーは町長から聞いた不思議な話を確かめようとグラップス邸に向ったためエズウェイも後を追おうとしたが占い師のルース(F・ダリ)に止められた。この町は呪われている、命がおしければ行くな、というのだ。これを無視して邸に入ったエズウェイは男爵夫人と名のる無気味な老婆にあい、さらにメリッサという女の児の亡霊を目撃した。邸中、いくら警部を探しても見つからなかったが、彼の置手紙によって、七歳の女児メリッサの死後、その怨霊がたたり彼女の亡霊を見た者はすべて不可解な死をとげる、という事実を知った。更に犠牲者は増え、宿屋の娘ナディーヌ、クルーガー警部、カール町長なども殺された。エズウェイとモニカの身辺にも危険が迫った。それは二人が、偶然グラップスの家族墓地に迷い込み、メリッサの墓を発見してからだった。エズウェイ検屍官は、男爵夫人の口からメリッサが夫人の娘で七歳のとき酔っ払いの馭車のために馬車にひき殺されたということを聞いた。エズウェイが危うくメリッサの怨霊の犠牲になるところを救ったのはルースだった。一方、モニカも男爵夫人の口から、彼女がメリッサの妹で、夫人が彼女をシュフテン夫婦に預けた理由は、モニカがメリッサの怨霊の犠牲になることを恐れたからだった。夫人の告白はなおも続いた。メリッサは夫人を霊媒にし、そして夫人を憎む亡霊たちが夫人の力を使って、人に呪いをかけているのだと語り、モニカに一刻も早く逃げるよう、うながした。しかし、ここまで追いつめられた今、彼女を救える者はルース以外にいなかった。男爵夫人とルースの闘いはすさまじかった。一方、迷路からほうり投げられたモニカとエズウェイ検屍官は無事脱出できた。そして男爵夫人はとうとう滅び、この町にも平和が戻ってきそうたった。

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作品データ

原題
Kill Baby Kill
製作年
1971年
製作国
イタリア
配給
20世紀フォックス
初公開日
1973年5月26日
製作会社
ナンド・ピサニ・プロ
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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