バルスーズ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
バルスーズ
バルスーズ
-

バルスーズ

1975年10月18日公開、コメディ
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

二人の不良青年の八方破れな生き方を描くコメディ。製作はポール・クロードン、監督は「ヒットラーなんか知らないよ」のベルトラン・ブリエ、脚本はブリエ自身とフィリップ・デュマルセーの共同、撮影はブルーノ・ニュイッテン、音楽はステファン・グラッペリが各々担当。出演はジェラール・ドパルデュー、ミュウ・ミュウ、パトリック・ドベール、ジャンヌ・モロー、ブリジット・フォッセー、ジャック・シャイユー、ミシェル・ペーレロンなど。

ストーリー

ジャン・クロード(G・ドパルデュー)とピエロ(P・ドベール)は、職につかずぶらぶらと遊び廻って、コソ泥とスケコマシにあけくれている二十歳の不良青年だ。ある日、ドライブしたくなった二人は、マンションの駐車場から一台のDSとそのDSの持主の男の若い情婦マリー・アンジュ(M・ミウ)を拝借した。数時間後、ドライブを楽しんだ二人がDSを返しに駐車場に行くと、持主がピストルを構えて待ち伏せしていた。二人は必死に逃げたが、運悪く、弾丸がピエロの股間をつらぬいた。二人は砂丘の近くにあった無人の家でしばらく身体を休めると、再び団地に戻って美容院につとめるマリー・アンジュを連れて旅に出た。おかしな二人三脚の旅が始まった。二人はピエロの股間を撃った男に復讐するつもりだったが、マリーはこの旅が楽しくて仕方がないふうだった。だが彼女は性的に不感症で、二人がテクニックを駆使して責めてもうつろな眼で天井をみつめているだけだった。二人は、“この女は最底だ”とサザを投げ、彼女を置き去りにした。出会いと冒険に充ちた二人の旅にとって最も素晴らしい出来事は、ジャンヌ(J・モロー)との出会いだった。彼女は四十歳、女囚の生活を終えて出所してきたところだった。二人は彼女の女らしい心にうたれ叫んだ。「彼女こそ理想の女性だ!」。その夜、ジャン・クロードとピエロはジャンヌとのセックスに酔いしれ、幸福感に充たされた。しかし、世の中に絶望していたジャンヌは、セックスが終わるとピストル自殺で生命を断った。二人ははげしい罪悪感と悔恨の情に責めさいなまれた。そして彼女が残したスーツケースのなかにあった手紙から、彼女にはジャック(J・シャイユー)という一人息子がいて、彼もまた服役中であることを知り、出所してくる彼になんらかの援助をすることによって、ジャンヌに対する罪ほろぼししたいと思った。二人はジャックが出所してくると手厚くもてなすことにして、マリーをあてがった。ところが不感症の彼女が初めて燃えたのだ。ジャン・クロードとピエロはジャックと強盗を計画した。それはジャックが服役していた刑務所の看守の家でジャックは獄中のお返しだとばかりに、看守を殺してしまう。二人はマリーを連れてまたもや逃げ出さなければならなかった。そして逃亡の旅の途中、ピクニックにきていた一家から彼のDSとジャクリーヌという反抗期の娘(I・ユペール)を拝借してしまった。娘は二人の男に“性の洗礼”を求めるのだった。野原のまん中に娘を寝かせ、かわるがわる犯した。事が終わると、ジャクリーヌは二人に心から感謝して別れを告げた。ジャン・クロードとピエロとマリー・アンジュの三人は、果てしない旅を続けていく……。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Les Valseuses
製作年
1973年
製作国
フランス
配給
20世紀フォックス
初公開日
1975年10月18日
製作会社
ウラムス・プロ
ジャンル
コメディ


[c]キネマ旬報社