憧れの小徑:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
憧れの小徑
憧れの小徑
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憧れの小徑

1954年10月5日公開
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「ジェット機M7号」のアンソニー・ダーンボローが一九五三年に製作した思春期映画。「落ちた偶像」(附加台詞)のレスリー・ストームが脚本をかき、わが国初登場のアンソニー・ペリッシア(「アンコール」)が監督した。撮影は「四重奏」のレジナルド・ワイヤー、音楽作曲は「バラントレイ卿」のウィリアム・オルウィンの担当。出演者は「哀愁の湖」のジーン・ティアニー、「クオヴァディス」のレオ・ゲン、「剣と薔薇」のグリニス・ジョンズ、「ホフマン物語」のパメラ・ブラウン、ウォルター・フィッツジェラルド(「落ちた偶像」)、メグス・ジェンキンズなどである。

ストーリー

ラドフォド地方での話。この町の高等学校で教鞭をとっているスティヴン・バーロー(レオ・ゲン)は、女生徒たちの敬愛の的だった。なかでも十七才になるバーバラ(グリニス・ジョンズ)は、人知れず愛情のようなものをスティヴンにいだいていた。スティヴンにはケイ(ジーン・ティアニー)というアメリカ人の妻がいたが、彼女はこの古い町の雰囲気を嫌っていた。バーバラは夜になるとスティヴンの自宅へ特別教授をうけに来ていたが、女の直感でバーバラの気持を知ったケイは、ある夜、なかなか帰ろうとしない彼女に皮肉にみちた冷い言葉を浴せた。その言葉にスティヴンも一度はおどろいたが、彼女の態度をたしなめてすぐバーバラのあとを追い、学校に近い土堤の上でやさしく彼女をなぐさめた。しかし、その夜バーバラはついに帰宅しなかった。心配したバーバラの父はスティヴンを責め、町のひとびとも疑惑の目で彼を見た。翌日、河原で彼女のべレエ帽が発見され、ひとびとは河底を捜査したけれど、やはりバーバラの行方は知れなかった。スティヴンは思いもかけぬ疑惑のなかにひとり苦しんでいたが、一方行方をくらましたバーバラは、心の平静をとりもどし、家に帰ってきた。大事となったのは自分の一時の激昂からだと深くおのれを責めたケイは、バーバラの帰宅も知らず、例の土堤へ行き、一人佇んでいたが、そこへバーバラの帰宅を知らせるスティヴンがかけつけてきた。

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作品データ

原題
Personal Affair
製作年
1953年
製作国
イギリス
配給
新外映
初公開日
1954年10月5日
製作会社
J・アーサー・ランク


[c]キネマ旬報社