マオリ族の怒り:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
マオリ族の怒り
マオリ族の怒り
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マオリ族の怒り

1955年1月29日公開
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「極楽ホテル」のジョージ・H・ブラウンが製作し、「剣と薔薇」のケン・アナキンが監督したニュー・ジーランド植民秘話。ジョン・ガスリーの小説を「封鎖作戦」のウィリアム・E・C・フェアチャイルドが脚色した。テクニカラー色彩撮影は「卑怯者」のジェフリー・アンスワース、音楽は「春風と百万紙幣」のウィリアム・オルウィン。「怒りの海」のジャック・ホーキンス、「憧れの小径」のグリニス・ジョンズが主演し、「デカメロン夜話」のノエル・パーセル、イニア・テ・ウィアタ、「浮気は巴里で」のケネス・ウィリアムズ、新人ラヤ・ラキらが助演。

ストーリー

一八二〇年、イギリスの若い船乗りフィリップ・ウェイン(ジャック・ホーキンス)は白人として初めてニュージーランドの土を踏んだが、兇悪なマオリ族の虜となり同行者は殺され、彼だけは酋長ホンギー・テーペと血兄弟の誓を結ぶ条件で命を助けられた。新天地ニュー・ジーランドに心惹かれたフィリップは、結婚のために一旦帰国したが直ちに新妻マリオン(グリニス・ジョンズ)同伴で島へとって返した。マオリ族の蛮風・因習に反対する彼らは、ホンギ・テーベの助力にも拘わらず、屡々危険に曝されたが、息子リチャードが生れた頃には、彼らに従う者の数もふえ、その世話に熱心のあまり二人の間はいつしか疎遠になっていた。これに乗じて異国的美貌の持主、ホンギ・テーペの妻モアナはフィリップを誘惑した。ホンギ・テーペは激怒したが、白人を海中に叩き込め、という長老アワルアの意見は容れなかった。がアワルアに煽動された若者達が白人居住地を攻撃するに及びフィリップ親子を救うか、長老に従うかの決断に迫られた。モアナはフィリップに急を伝えようとする途中アワルアの手下に殺された。不意を衝かれた居住地はテーペ必死の防戦も空しく火に包まれ、フィリップ夫妻も炎に包まれた。二人の死と戦火の跡からマオリ族は新しい教訓を得た。孤児となったリチャードはホンギ・テーペに引取られ、白人とマオリ族を結ぶシムボルとして成長した。かくして今日の桃源境ニュー・ジーランドが誕生した。

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作品データ

原題
The Seekers
製作年
1954年
製作国
イギリス
配給
BCFC=NCC
初公開日
1955年1月29日
製作会社
ファンファーレ


[c]キネマ旬報社