流血の機関銃:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
流血の機関銃
流血の機関銃
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流血の機関銃

1957年7月31日公開
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イタリア映画界の新鋭シルヴァ・シアノが原作を書き自ら監督した暗黒街もの。脚色はシアノのほかシロ・アンジェリ、ドメニコ・ベルナベイ、エリオ・ウッチェリの四人。撮影監督はロモロ・ガローニ、音楽はフランコ・ランジェラ。主演は「街の仁義」のシルヴァーナ・パンパニーニ、「夏の嵐」のマッシモ・ジロッティ。ほかに「暗黒街は俺のものだ」のフランシスコ・ラバル、「カルタゴの女奴隷」のアナ・ルイザ・ペルッフォ、「道」のアルド・シルヴァーニ、スペインのマルコ・ヴィカリオなど。

ストーリー

ドン・アントニオ神父(マッシモ・ジロッティ)は子供の頃、父母に死なれ、そのため悪に染って感化院に入れられるという暗い過去をもっていたが今は神父として貧しい子供たちの面倒をみていた。ある日、彼は昔の悪の仲間ジャコモの情婦サラ(シルヴァーナ・パンパニーニ)の子供マリオを裁判所から引取ってきた。サラの生活する悪い環境から救おうと考えたのだ。その時たまたまいつも乗っている自動車が故障したので、これも昔の仲間で自動車修理工として更生しているアルドに修理を頼んで帰った。その夜、殺人事件が発生、警官が一人射殺された。そして翌朝、アントニオ神父のもとにアルドが転がり込んできた。彼はジャコモら昔の仲間に強制され神父の車を使って事件を起したのだ。神父は止むなく犯罪に巻込まれたアルドを救おうと考えた。が、すでに教会の車が犯罪に使われたことを探知した警察は神父を訊問にきた。アルドは工場で働く愛人エルスティーナ(アナ・ルイザ・ペルッフォ)のもとへ逃げた。一方、親玉のジャコモもアルドを探していた。自分たちの金を持って逃げた上、彼が捕れば一切が露顕するからだ。エルスティーナの工場に行ったアルドは外国へ逃げようと彼女を誘ったが断られ、そこを飛出した。そして彼は網を張って待構えるジャコモの仲間に捕り一味の隠れ家へ連れ去られた。これを見たエルスティーナは、さすがに心痛、アントニオ神父とともにサラのところへ行きジャコモの隠れ家を教えてくれるよう頼んだ。サラは拒絶したが神父の警察へ報せるという言葉に驚き、隠れ家へ案内した。が、これをサラのところに張込んでいた警官に知られジャコモの隠れ家は急襲された。逸早く危険を察知したジャコモは神父とアルドを人質に逃げたが橋の上で警官隊に取囲まれた。早まった仲間の一人が警官隊に発砲、弾は止めようとしたサラに当った。瀕死のサラの言葉にジャコモは降った。一味は一掃され、アルドはエルスティーナと更生を誓い、サラは神父の計いでマリオと一目会い息を引取った。

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作品データ

原題
Saranno Uomini
製作年
1957年
製作国
スペイン イタリア
配給
NCC=東宝
初公開日
1957年7月31日
製作会社
ヤーゴ・フィルム=ACES・フィルム


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