反抗の渦:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
反抗の渦
反抗の渦
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反抗の渦

1959年11月20日公開、戦争
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第二次大戦直後のマレー植民地に起った独立運動と、共産ゲリラ軍の激突で混乱した現地に赴任した医者が、現住民のために献身的につくす姿を描いた物語。ジェームズ・ラムゼイ・ウルマンの原作をジル・クレージイが脚色、「黄金の龍」のロナルド・ニームが監督した。撮影は「戦艦シュペー号の最後」のクリストファー・チャリス、音楽はジェームズ・バーナードが担当。出演は「尼僧物語」のピーター・フィンチ、「ナイルを襲う嵐」のメアリー・ユーア、「舞姫夫人」のナターシャ・パリー、ロバート・フレミング、マイケル・ホーダーン、ジョン・カーニー等。

ストーリー

マレー半島のセリム病院で、医師ウィンダム(ピーター・フィンチ)は住民たちのために献身していた。彼らからも慕われた。妻のリー(メアリー・ユーア)とは三年ほど別居している。和解のために、彼女が領事に連れられ、飛行機でやってきた時、ゴム栽培園の騒動が起きた。管理人のパスタンが、労働者の集会を村の警察に禁じさせ指導者のジャンを解雇したのだ。ジャンの姉・アナはウィンダムの看護婦長をしている。彼を慕う。ウィンダムはジャンから真相をきいた。村民は米を作る自由を欲していたが、パスタンはゴム園の労働力がへるのを恐れていた。村の長老アミヤンとジャンが共産軍の手先だとも思いこんでいた。ウィンダムは仲介の労をとろうと約した。派手な性格だったリーはウィンダムに今度こそいい妻になると誓った。ゴム園にストライキが起り、警察はアミヤン老を捕えた。警察署に住民たちが押しかけ乱闘になった。老人は急死した。ゴム園事務所は焼きはらわれた。多数の負傷者をウィンダムは手当した。リーが手伝い、愛情が少しよみがえった。彼は村民を説き、ゴム園の再建にかからせ、米も作らせた。パスタンは北方地区行政官の助力を乞い、その偵察機が村人を撃つ事件が起きた。村人たちは憤り、武装して軍隊を迎えようとした。ウィンダムは彼らを説いて一時、山へ避けさせ、乗りこんできた行政官と交渉したが、リーは疑われている夫のために、晩さん会を開き、彼の説得を成功させた。行政官は村民たちを山から連れ戻せば武力を行使しないと約したのだ。ウィンダムは村長を連れ山へ向ったが、行政官は撤兵せず、村を封鎖してしまう。アナと少年コスティは急を報せに山へ発ち、アナは追われて射殺された。ウィンダムと村長は共産軍に捕った。山の村民たちはすでに彼らと一緒だった。憎まれていた村長は射殺され、ウィンダムはジャンの手引きで脱出した。倒れていたコスティと会い、すべてを知った。取り返しのつかぬ失敗。彼は行政官のいうまま村を去ろうとした。が、リーがそれを引きとめ、励ました、今こそ彼はこの土地に必要なのだと。彼が仕事に向う後姿を、リーは愛情と信頼の目でみつめた。

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作品データ

原題
Windom's Way
製作年
1959年
製作国
イギリス
配給
日本RKO=BCFC
初公開日
1959年11月20日
製作会社
アーサー・ランク
ジャンル
戦争


[c]キネマ旬報社