フランス桃色風流譚 青い女馬:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
フランス桃色風流譚 青い女馬
フランス桃色風流譚 青い女馬
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フランス桃色風流譚 青い女馬

1960年5月3日公開、94分
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「学生たちの道」の原作者である仏文学の老大家マルセル・エーメの戦前の長篇を映画化したもの。監督は「可愛い悪魔」のクロード・オータン・ララ。脚色・台詞はジャン・オーランシュとピエール・ボスト。撮影はジャック・ナトー、音楽はルネ・クロエレック。出演は「両面の鏡」のブールビルとサンドラ・ミーロのほか、新人ヴァレリー・ラグランジュ、フランシス・ブランシュ、イヴ・ロベール、ミレーユ・ペレー、マリー・メルジェイら。製作イヴ・ラプランシュ。イーストマンカラー・フランスコープ。

ストーリー

ナポレオン三世治下の第二帝制時代。フランスの片田舎クラクビューに住む馬喰オードワンの家に緑色の牝馬が生れた。珍しいこの馬はオードワン一家に富をもたらしたが、間もなく死んだ。後を追うようにオードワンも死んだ。残ったのは妻と長男オノレ(ブールビル)と次男フェルディナンである。やがて普仏戦争がぼっ発した。オノレは義勇兵となり裏山にたてこもり、獣医のフェルディナンは人質にプロシャ兵にとらえられた。ところが村にプロシャ兵が侵入してきた。そして一家の仇敵ゼフ(イヴ・ロベール)の密告でオノレを捕えにやってきた。オノレが寝台の下にかくれていると、プロシャ兵はその上で彼の母親に乱暴して去った。オノレはゼフへの復讐を誓った。母親が死に、やがてゼフの娘マルグリット(サンドラ・ミーロ)が村に帰ってきた。村では老村長が死にかかって後任にはゼフがおされる気配濃厚である。オノレは共和派でゼフは教会派なのでことごとに問題は対立する。地元出身の代議士とマルグリットができているらしいのもオノレの気に人らない。獣医のフェルディナンがオノレに書いた手紙を、郵便配達デオダが学校帰りの子供の喧嘩にまきこまれて紛失した事件が起った。どうやら手紙はゼフの息子に盗まれたらしい。オノレの娘ジュリエットとゼフの息子ノエルが恋仲になったりして事態はますます複雑である。そんなある日、例の代議士がマルグリットと逢うためにオノレの家を使うことを申し入れてきた。胸に一物あるオノレはひきうけた。そして突然代議士が来ないことになったのをさいわい、マルグリットを手に入れようとした。だがそれは、フェルディナンの来訪でさまたげられた。その騒ぎでオノレは盗まれたと思った手紙は、自分の小さい娘がひろってかくしていたのを見つけた。折から老村長が死んだ。会心の笑みをうかべたオノレは単身ゼフの家に乗込み、ゼフと息子のノエルを殴りつけて気絶させた。そしてノエルを寝台の下におしこみ、ゼフの妻君の着物をはぎとっていった。オノレの復讐は成功した。

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作品データ

原題
La Jument Verte
製作年
1959年
製作国
フランス
配給
映配
初公開日
1960年5月3日
上映時間
94分
製作会社
S・O・P・A・C


[c]キネマ旬報社