家なき子(1957):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
家なき子(1957)
家なき子(1957)
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家なき子(1957)

1960年12月15日公開
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世界的に有名なエクトール・マローの『家なき子』の映画化。脚色はピエール・ヴェリとレモ・フォルラーニの共同。撮影はロベール・ジュイヤール、音楽はポール・ミスラキがそれぞれ担当。出演は主人公レミにジョエル・フラトー、ほかに「顔のない眼」のピエール・ブラッスール、「未だ見ぬ人」のベルナール・ブリエ、ジーノ・チェルヴィら。台詞はすべて日本語に吹き替えてある。

ストーリー

レミ(ジョエル・フラトー)の七歳の時、お父さんが大怪我をしてから、すっかり家の暮しに困ってしまいました。両親はレミを動物ショーの親方ビタリス老人(ジーノ・チェルヴィ)にあずけました。ビタリス老人は優しく、レミはチンパンジーのジョリクール、犬のカピ、ビルビノ、ドルスと仲良しになりました。別れた両親が本当の父や母ではないことにも気がつきました。貧しいながらも楽しい旅がつづき、やがて冬になりました。オオカミが襲ってきてビルビノとドルスが死に、ジョリクールが病気になりました。町についた老人とレミとカピは、ジョリクールを残して稼ぎに出かけました。お金はすこしも集まりませんでした。宿に戻るとジョリクールが死んでいました。がっかりした老人は、レミをパリの友人ガロフォリ(ベルナール・ブリエ)にあずけることにしました。ところがガロフォリは子供たちにひどい仕打ちをする悪い人でした。彼のところで働く勇敢な少年マチアの話を聞き、老人とレミは逃げ出しました。ある寒い晩、ビタリス老人はとうとう寒さのために死にました。レミは一人ぼっちになりました。レミが公園を歩いているとマチアに会いました。少年はレミの本当のお母さんがロンドンにいるのを聞いていたのです。ロンドンに着いた二人は、弁護士からドリスコール(ピエール・ブラッスール)のところに行けといわれました。彼はレミの父だといいました。しかし、マチアが彼の挙動が不審なのでいろいろ調べました。レミの本当のお母さんはミリガン夫人といい、ミリガン氏が死んで、弟のジェイムズは莫大な財産がレミに渡るのを恐れ、ドリスコールを使って六年前にレミを誘拐させたことがわかりました。ドリスコールはレミを盗みの疑いで警察につき出しました。マチアは街の楽士ビブとボブの協力を得て、レミを刑務所から救い出そうとしたが、たまたま警察に捕まってしまいました。しかし、彼らを出むかえたのはミリガン夫人でした。ドリスコールが捕まり、すべてが解決しました。ミリガン夫人はレミを固く固く抱きしめました。

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作品データ

原題
Sans Famille
製作年
1957年
製作国
フランス イタリア
配給
大映
初公開日
1960年12月15日
製作会社
フランシネックス=リツォーリ・フィルム


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