ジャングル横丁:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジャングル横丁
ジャングル横丁
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ジャングル横丁

1962年9月15日公開
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場末のストリップ酒場に巣喰うチンピラの殺人、強盗、裏切りなどを描く犯罪映画。製作者グイド・コーエンの原作を俳優のアレクサンダー・ドレが脚色、コーンとコンビのチャールズ・ソウンダーズが監督した。音楽はハロルド・ゲラー。出演者は「武装強盗団」のデイヴィッド・マッカラム、「コンクリート・ジャングル」のケネス・コープ、「武装強盗団」のジル・アイアランドなど。

ストーリー

夜の裏通りを軽く足を引きずりながら歩いていた老人は、物蔭から躍り出た青年に後頭部を殴られて昏倒し、財布を奪われた。青年テリー・コリンズ(デイヴィッド・マッカラム)は間もなくストリップ酒場「アダムとイヴ」に現れ、舞台で踊るスー(ジル・アイアランド)の裸身を食い入るほど眺めた。彼女は今は刑務所にいる仲間ジョニーの恋人だったが、彼はスーを自分のものにしたかった。翌朝テリーは新聞で昨夜殴った老人が死に、当局が殺人犯捜査にのり出したことを知った。捜査担当のボードン警視とペリング刑事はユスリ屋のルーカスなどを調べたが手懸りは得られなかった。ルーカスはテリーが小金を持っていることやシャツの血痕からテリーが犯人だと確信した。テリーが高飛びしようとした日、出所したジョニーから連絡しろという紙片が届いた。以前一緒にやった仕事の分け前をよこせといわれたテリーは、謝って代りに「アダムとイヴ」の金庫を破ろうと提案した。不意に楽屋に来たジョニーを見てスーは驚いた。ジョニーは身を落したスーを責めたが、二人は以前にまさる情熱に燃えた。決行の日の午後四時、二人は猫に餌を与えに錠を開けた守衛を殴り倒して事務所に入った。金庫は爆破されて開いた。ジョニーが札束を鞄に詰めている隙に、テリーは計画通り拳銃の台尻でジョニーを殴って気絶させ、鞄を奪って逃げた。意識を回復した守衛が鳴らした警報で警官がかけつけた。裏窓から逃げたテリーはスーの部屋に急ぎ彼女をつれ出そうとしたが、不審に思ったスーは誘いに乗らなかった。逃げ道を失ったテリーは、向いの服屋の老人とスーを部屋に押し込んで、鍵をかけた。老人がなだめようとした時、轟然と拳銃が火を吐いて老人は倒れた。ドアを破った警官際に両腕をとられてテリーは叫んだ。「殺すつもりはなかったんだ、首を締められるのはいやだ」--それは空しい絶叫だった。

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作品データ

原題
Jungle Street
製作年
1962年
製作国
イギリス
配給
日本RKO
初公開日
1962年9月15日
製作会社
リーガル・フィルム


[c]キネマ旬報社