大空の凱歌:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
大空の凱歌
大空の凱歌
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大空の凱歌

1957年2月21日公開、戦争
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米国空軍省勤務のディーン・ヘス大佐が自らの経験を綴った同名の著書をチャールズ・グレイソンとヴィンセント・B・エヴァンスが共同脚色、「風と共に散る」のダグラス・サークが監督した朝鮮戦争をめぐる人間愛の物語。主演は「ジャイアンツ」のロック・ハドソン、「山」のアンナ・カシュフィ。「裏切りの町角」のダン・デュリエ、「ボスを倒せ!」のマーサ・ハイヤーが助演する。

ストーリー

第2次大戦に参加した米航空隊のディーン・ヘス大佐(ロック・ハドソン)は、ドイツのカイザーバーグを爆撃した際、過って教会付属の孤児院に爆弾を落とし27人もの子供を殺した。この事件はヘスに強い打撃を与え、除隊後故郷オハイオ州で教会の牧師となったが、心の悩みから説教にも身が入らず朝鮮戦争勃発とともに、心機一転をはかり、愛妻マリイ(マーサ・ハイヤー)が止めるのもきかず国連軍に志願した。朝鮮でのヘスの任務は竜山近くの飛行場で韓国軍飛行士を養成することであった。乏しい資財を使って飛行場を整備、ヘスは早速訓練を始めた。感謝祭の夜、彼は営舍の残飯をあさる戦災孤児を見て彼らに出来る限りの食を与えた。そのため飛行場に戦災孤児が増え飛行機の発着に危険を感じ出すと、ヘスは部下のハーマン軍曹を連れ善後策を講じに京城へ向かう。途中、釜山へ行くという老彫刻師を拾い、彼を破れ寺に運ぶが、そこでヘスは、戦災孤児を世話する娘、梁(アンナ・カシュフィ)にあった。ヘスはこの寺を孤児収容所にしようと決心、子供たちを運び食糧まで都合した。やがてメリイから妊娠の知らせがあった。梁に妻のことを話すと、彼女は寂しげな表情を浮かべた。ある嵐の夜、共産軍の戦車侵入の報告が入った。ヘスは率先出撃、多大の成果をあげた。ところが共産軍の総攻撃で国連軍は撤退の止むなきに至った。ヘスも転属命令を受けた。しかし孤児たちの安否を気づかい破れ寺へ急行、直ちに非難措置をとった。ヘスの一行は夥しい孤児を連れ南へと進んだ。だが車もなく徒歩の子供たちは疲れ果ててしまった。ヘスは子供たちを乗せる飛行機の手配をしに司令部へ行くが誰も相手にしない。空しく戻ったヘスは途中で、捨てられた子供たちに会った。その時、敵機の来襲。子供を庇った梁は敵弾に倒れた。悲しみの頂点に立ったヘス。が、そこへ味方の輸送機5機が不意に着陸した。ヘスの奔走に感激した司令部の配慮によるもので、400人の孤児は、かくて救われた。やがて梁の故郷済州島に孤児院が建てられ、ヘスは夫人とともに訪れ、子供たちと再会した。

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作品データ

原題
Battle Hymn
製作年
1956年
製作国
アメリカ
配給
ユニヴァーサル
初公開日
1957年2月21日
製作会社
ユニヴァーサル映画
ジャンル
戦争


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