ぼくの伯父さんの休暇:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ぼくの伯父さんの休暇
ぼくの伯父さんの休暇
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ぼくの伯父さんの休暇

1963年8月3日公開、88分、コメディ
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「のんき大将 脱線の巻」「ぼくの伯父さん」のジャック・タチ自作・監督・自演する風刺コメディ。脚本にはアンリ・マルケが協力。撮影はジャン・ムーセルとジャック・メルカントン、音楽はアラン・ロマン。出演はタチのほかナタリー・パスコーなど。製作はフレッド・オラン。カンヌ国際批評家大賞、ルイ・デリュック賞受賞。

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ストーリー

バカンスを楽しむため続々と海へ向う人々の中に“ぼくの伯父さん”すなわちユロ氏(ジャック・タチ)のポンコツ自動車もまじっている。カタツムリみたいにのんびりと動くこの車が、とある海辺の宿に着いたときに、もう殆どの人は宿を決めてくつろいでいる。たえず二人そろって散歩に出る中年の夫婦、退役軍人、子供連れの母親、カード好きの老人、ロイド眼鏡の株式仲買人--この人たちとともにユロ氏の休暇は始まるのである。宿の給仕に始終、ぶつぶつ何やらいっている、食堂のドアは開閉するたびに必ずポンと音がする。たえず散歩する夫婦は、いつも同じ歩調、肥大な妻が前を行き、小男の夫がステッキをもって後に従う。何となく、のんびりした風景である。ユロ氏は、夜中に大きな音でジャズのレコードをかけたり、えらい音を立ててポンコツ車を乗りまわしたり、花火小屋に間違って火をつけたり、滞在客の安眠をさまたげること度々だが次第にみんなと親しくなった。乗馬やダンスで金髪美人のマルチーヌ(ナタリー・パスコー)とも仲好くなった。珍妙なプレイのテニスで、アメリカのオールド・ミスとも懇意になった。が、気心が知れてくるころ、もう休暇のシーズンは終りになる。人々は、来たときと同じように荷物をまとめて次ぎ次ぎに引き上げてゆく。そして、一番あとまで残ったユロ氏も、ポンコツ車にてこずりながら、あいかわらず、ひょうひょうと、帰って行くのである。

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作品データ

原題
Les Vacances de M. Hulot
製作年
1952年
製作国
フランス
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1963年8月3日
上映時間
88分
製作会社
スペクタ・フィルム
ジャンル
コメディ


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