夕焼けの戦場:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夕焼けの戦場
夕焼けの戦場
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夕焼けの戦場

1963年9月26日公開、戦争
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第二次大戦中、最も苛烈な激戦地として知られるコザラ高地(ボスニア地方)に活躍した生存者たちの体験談を映画化した戦争もの。ヴェリコ・ブライーチ、ラトコ・ジュロヴィッチ、ステファン・ブライーチの三人が脚本を書きブライーチが監督している。撮影はアレクサンドル・セクロヴィッチ、音楽はウラジミール・クラウス・ライテリッチが担当。出演者はベルト・ソトラル、オリヴェラ・マルコヴィッチ、バタ・ジボイノヴィッチなど。プーラ映画祭六〇年度グラン・プリ、モスクワ映画祭金賞受賞。

ストーリー

一九四二年、ナチに占領されたユーゴには幾つもの抵抗グループが生れた。ドイツ軍に敢然と挑むその一つパルチザンでは血の最後の一滴までもと心を合わせ、独軍や売国奴達のたえ間ない攻撃に抗し続けた。ヒットラーはバルカンを阻まれている屈辱に激怒しフォン・スタール将軍に総攻撃の厳命を下した。〈自由の土地〉コザラ高地は五万五千の独軍に包囲された。攻撃、反撃は実に一カ月に及んだ。パルチザンの本部はコザラを守ることの絶望を悟り、スペインの内戦にユーゴから参じた歴戦の士ブクシャの部隊に独軍の重包囲を突破し、民間人負傷者を脱出させる大任を与えた。ブクシャの努力にも拘らず独軍は包囲の輪をせばめ、最早集団で脱出する可能性は千に一つもなかった。パルチザン本部は部隊を小さなグループに分け山中に潜伏するか、或いは敵中を強行突破するかの決断を個々にゆだねた。ブクシャは数人の闘士、数人の農民と共に山腹に地下壕を掘って潜んだ。独軍はこれを発見し、激しい攻撃を加えて来た。コザラ高地は戦火の中に焔上し、ついに独軍の手に落ちた。〈自由の土地〉はこうして滅びた。ブクシャの部隊は僅かの生存者を残すのみとなった。しかしその数人はなお、〈新しい自由の土地〉を求めて、闘志を燃え立たせていた。……然し、その意志とは逆に、間断ない攻撃に強制収容所に繋がれる運命のみが彼等には待っていた……。

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作品データ

原題
Kozara
製作年
1962年
製作国
ユーゴスラビア
配給
松竹映配
初公開日
1963年9月26日
製作会社
ボスナ・フィルム
ジャンル
戦争


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