ソドムとゴモラ(1962):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ソドムとゴモラ(1962)
ソドムとゴモラ(1962)
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ソドムとゴモラ(1962)

1963年10月12日公開、154分、歴史
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聖書(創世紀十三、四)にあるソドムとゴモラの街を背景に、ジャーナリスト出身のヒューゴー・バトラーが脚本を執筆、「何がジェーンに起ったか?」のロバート・アルドリッチが監督したスペクタル。撮影は「ローマの恋」のマリオ・モントゥオーリとシルヴァーノ・イッポリティ、特撮をシリル・ノウルズが担当、音楽は「エル・シド」のミクロス・ローザである。製作はチタヌスの社長ゴッフレード・ロンバルド。出演者は「前進か死か」のスチュワート・グレンジャー、「太陽は傷だらけ」のアヌーク・エーメ、「エヴァの匂い」のスタンリー・ベイカー、「黄金の矢」のロッサナ・ポデスタ、「葡萄の季節」のピア・アンジェリ、「生血を吸う女」のシーラ・ガベル、「妖姫クレオパトラ」のリック・バッタリア、歌手の宝みつ子など。

ストーリー

広大なイスラエルの砂漠。遊牧民族ヘブライ人達の一行で、指導者ロット(スチュワート・グレンジャー)に率られ永住の地を求めて苦渋の旅の果、ヨルダン川の辺に住居造りを始めた。ソドムとゴモラの女王ベラ(アヌーク・エーメ)は弟アストロフ(スタンリー・ベイカー)の反対を押えて彼等に領土を与え、友好を結んだ。外敵に対する深慮遠謀である。イルディス(ピア・アンジェリ)という女奴隷まで与えられた。ある日、数名の奴隷がロットの所へ保護を求めて来た。アスタロフと追手が来たが逆に傷つけ捕えてしまった。ロットの娘シュア(ロッサナ・ポデスタ)が彼の看病をしたがある朝、馬を奪って逃亡、奴隷をも奪い返した。ロット達はベラにその返還を抗議、アスタロフがかねてから王座を狙っていることを感知していた女王はロットを殺すべきと主張するアスタロフを退け同盟を結んだ。その日ロットとイルディスとの結婚式が祝福に包まれて行われていたが、宴たけなわの頃、密約を交わしていたアスタロフとヘラム族の夥しい軍勢の奇襲をうけ、直ちに女子供をソドムとゴモラに避難させ、一気に宮殿にまで攻め込んだヘラム族を途中の谷間で石油作戦を展開、有利な戦果をみたが、ロットの腹臣メルカー(リック・バッタリア)の裏切りでヘラム族の陣容を立て直すことになった。ロットはすぐに苦心して作ったダムを自ら破壊、その激流によって完全な勝利を修めた。住む家を焼かれた彼等は、女王の申し出を受けて宮殿に移り住むことになった。数年が過ぎた。ヘブライ人は豊かになり、あれ程奴隷制を否定していたロットまでが黙認してその生活に慣れきってしまっていた。意見をする部下の言葉に自分の姿を反省したものの女王から宰相の位を与えられたときだったので黙殺してしまった。宰相の位を遂われたアスタロフは嫉妬にかられ、彼に果し合いを申し込んだ。ロットはアスタロフにとどめをさして初めてハッと我に帰った。愛と慈悲をといていた自分が衆目の前で殺人を犯したのだ。一人牢獄で悔恨の念を祈りで和らげようとした。イエホバの神よ、どうか私の道をお示し下さい。祈りが届いたのか、奇跡が起り、ソドムとゴモラの宮殿から逃れることを、神が許した。そして再びヘブライ人達の長い旅が始まった。

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作品データ

原題
Sodom and Gomorah
製作年
1962年
製作国
イタリア アメリカ
配給
日本ヘラルド映画
初公開日
1963年10月12日
上映時間
154分
製作会社
チタヌス・プロ=アルドリッチ・プロ
ジャンル
歴史


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