姿なき殺人(1967):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
姿なき殺人(1967)
姿なき殺人(1967)
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姿なき殺人(1967)

1968年6月15日公開、ホラー
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ハーマン・コーエンとアベイン・カンデルの脚本を、「チビッコの大脱走」のジム・オコナリーが監督したホラー映画。撮影はデスモンド・ディキンソン、音楽はパトリック・ジョン・スコットが担当した。出演は「何がジェーンに起ったか?」のジョーン・クロフォード、「いつも心に太陽を」のジュディ・ギーソン、「バルジ大作戦」のタイ・ハーディン、「ロンドン・パリ大脱線」のディアナ・ドース、マイケル・ガウほか。

ストーリー

モニカ・リバース(J・クロフォード)は旅回りのサーカスの女主人であり、また自ら死の曲芸をも披露していた。ある夜、満員の観客の目の前で、綱渡りの名人ガスパーが綱から落ちて死んだ。これは事故ではない。何者かの仕業に相違ない。警察が動き出したが、モニカは冷然としているばかりか“恐怖のサーカス”のキャッチ・フレーズで物見高い客が呼べるとさえ言うのだった。しかし、マネジャーのドランドは、彼女のやり方に反対だった。やがて新しい綱渡り芸人フランクが来た。モニカは彼を気に入り、二人の関係が人々の口にのぼりだした。そんな頃第二の殺人が起った。マネジャーのドランドが額のまん中を長くぎで打ちぬかれて死んでいたのだ。犯人は内部の人間に違いない、と座員がさわぎだした。彼が殺された夜、テントの中をモニカが歩いていたという目撃者が出てき、彼女に疑いの目が向け始められた。そんな騒ぎの中を、モニカの娘アンジェラ(J・ギースン)が帰ってきた。彼女は寄宿学校に入っていたのだが、校長さえも手をやいた型破りの娘で、放校されたのである。そしてサーカスの一員となり、ナイフ投げの名人の助手となって働き始めた。やがてシーズンも終りになり、一座はロンドンで小屋をはった。その夜、第三の殺人が起った。人切り曲芸の舞台が進行している最中、箱に入っているマチルダ(D・ドース)が体を鋸でまっ二つに切られてしまったのだ。トリックがきかなかったのだ。観客の面前で、しかもスコットランド・ヤードのブルックス警視も見張っていたのに。そして……稲妻が光り、豪雨がサーカスを襲った不気味な夜。次の犠牲者は新入り綱渡り芸人フランクだった。彼が綱を渡り、まん中まで来た時、何者かが天幕の陰からナイフを投げたのだ。即死だった。観客は総立ち。雷鳴はテントを貫いた。その時、ブルックス警視が犯人を目撃した。そして追跡。なんと、モニカの娘アンジェラたったのである。調べが進むにつれ、彼女の大変なマザー・コンプレックスぶりがわかってきたのだ。それにしても意外な犯人であった。一座の人も、そして警視さえも、憎しみより、ことの意外性に驚くのだった。若く美しい娘の残酷な殺しぶりに。

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作品データ

原題
Berserk
製作年
1967年
製作国
イギリス
配給
コロムビア
初公開日
1968年6月15日
製作会社
ハーマン・コーエンプロ
ジャンル
ホラー


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