天使のいたずら:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
天使のいたずら
天使のいたずら
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天使のいたずら

1968年11月30日公開
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ヒュー・ミルズのセクシー・ユーモア小説『プルーデンスとピル』の映画化で、作者自身が脚色、「テキサスの五人の仲間」のフィールダー・クックが監督にあたった。撮影は「わが命つきるとも」のテッド・ムーア、音楽はイギリスのトロンボーン奏者バーナード・エビングハウスが担当した。出演は「007 カジノ・ロワイヤル」で共演したデボラ・カーとデイヴィッド・ニーヴン、「太陽の恋人」のロバート・クート、「素晴らしきヒコーキ野郎」のイリーナ・デミック、「茂みの中の欲望」のジュディ・ギーソンほか。製作は「若さでぶつかれ!」のケネス・ハーパーがロナルド・カーンと共同であたった。

ストーリー

ロンドンの大銀行の頭取であり、社会事業家でもあるジェラルド(D・ニブン)は妻プルーデンス(D・カー)と結婚して12年になるが、エリザベス(I・デミック)という二号を持ち、公私ともに派手な生活を営んでいる。一方、彼の弟ヘンリーは妻グレイスと地味ではあるが平和な家庭を持ち二人の間にはジェラルディンという娘がいる。ところがある夜、夫妻が外出先からもどると、なんと娘がボーイフレンドのトニーとベッドにいる。両親は驚くが、娘の方はすました顔。そして母親が使っている避妊薬ピルを飲んでいるから、大丈夫などという。だが困ったことに彼女は、母親の薬ビンの中に、ピルの代りにアスピリンを入れて、ごまかしていた。その結果、何も知らずにピルのつもりでアスピリンを飲んでいた母親の方が妊娠してしまったのである。そして、このピルは両家に次々と悲喜劇をまきおこしていく。まずジェラルドは自分の妻も服用していたのを知り驚いた。彼女に愛人がいるに違いない!?二号のエリザベスに相談すると、愛人の子供を生ませるがいい--などと無責任なことを言う。エリザベスのアイディアで、ジェラルドは妻のもっているピルを、ひそかにアスピリンと入れかえた。そうとは知らずに飲む人、あるいは、そっと盗み出して飲む人など続出して、事態はややこしくなるばかり。ピルならぬアスピリンも飲んでいるのだから妊娠しても当り前。そして妻プルーデンスの愛人は医師アレンであった。二人は南仏の旅へ。そこで、まず彼女が妊娠、そして次がジェラルディンと、おめでた続き。プルーデンスとアレン、ジェラルディンとトニーは正式に結婚した。そして一人ぼっちになってしまったのがジェラルド。二号のエリザベスは行方不明だ。ところがある日、ロンドンの街をうろついているエリザベスを発見した。すると、なんと彼女も妊娠していた。ピルとアスピリンを入れ替えようと最初に言いだした彼女なのに。父親はむろんジェラルドだ。ピルとアスピリンのいたずらは、これで八方まるく収まったようだ。あとは誕生を待つばかり……。

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作品データ

原題
Prudence and the Pill
製作年
1968年
製作国
イギリス
配給
20世紀フォックス
初公開日
1968年11月30日
製作会社
カーン・ハーパー・プロ


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