巴里の醜聞:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
巴里の醜聞
巴里の醜聞
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巴里の醜聞

1951年4月17日公開
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ロベール・シーグフリードの脚本にジャック・セレエが台詞を書き、新人ロジェ・プランが監督した一九四八年度映画。撮影は「重水の闘い」のマルセル・ウェイス、音楽はポール・デュランが担当する。「女ざかり」のピエール・ルノワール、新人フランソワーズ・クリストフの他、パリのデザイナーであるジャック・ファット、マヌカンのクリスチアーヌ・バリーやアヌーク・フェルジャックらが共演、アンドレ・ガブリエロとギイ・ドコンブルがコメディ・リリーフを受持つ。

ストーリー

シャンゼリゼエ随一といわれるドミニク・エレエル(ピエール・ルノワール)の服飾店では、コレクション発表会を間近に控え、デザイナーのジャック・チリエ(ジャック・ファット)が助手のフランソワーズ(フランソワーズ・クリストフ)に手伝わせてその準備に大童であった。主人のエレエルは古い感覚の持主で若いチリエと意見が合わなかったが、店で一番美しいマヌカンのジャクリイヌはこの老主人の想い者なので、皆からねたみそねまれていた。或夜見本の衣裳が盗まれたのにつづいてジャクリイヌが何者かによって殺害された。更に数日後やはりマヌカンのモニクが首をしめられる事件が起り、パスコオ(ギィ・ドコンブル)とヴァンサン(アンドレ・ガブリエロ)の二人の刑事が派遣されて来ることになった。両刑事は美しいマヌカン嬢達の部屋へ入って取調べをつづけるうち、さまざまなしくじりを引き起こし、捜査は一向に進まない。容疑はエレエルから、チリエ、更に醜男の門番エチエンヌらにかかるが、すべてアリバイがあった。或夜、フランソワーズがひとけのない店の中をエレエルの事務室にはいると、突然人影が躍りかかって来た。そこへエレエルが来合せ叫んだので、駆けつけた警官は追跡を始め、ついにピストル戦の後、怪人は射ち倒された。真犯人はエチエンヌだった。刑事パスコオにとってこれは大手柄だったが、彼はこの時既にフランソワーズに恋してしまっていた。望みない想いを胸に秘めて彼は再び新しい事件へと移って行く。

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作品データ

原題
Scandale aux Champs Elysees
製作年
1948年
製作国
フランス
配給
新外映
初公開日
1951年4月17日
製作会社
ジェネラル


[c]キネマ旬報社