青髯:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
青髯
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青髯

1953年4月5日公開
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ペローの有名な民間伝説『青髭』を現代的に再解釈(脚本・アンドレ・ポール・アントワーヌ)した作品で、フランス最初の本格的色彩(ゲバカラア)映画一九五一年度作品。「巴里の空の下セーヌは流れる」のアンリ・ジャンソンが台詞を書き、「パルムの僧院」のクリスチャン・ジャックが監督した。撮影は「賭はなされた」のクリスチャン・マトラ、音楽はジェラール・カルヴィの担当。主演は「天井桟敷の人々」のピエール・ブラッスール、「情婦マノン」のセシル・オーブリーで、以下ジャック・セルナス(「ポー河の水車小屋」)、ジャン・ドビュクール、ロベール・アルヌーらが助演する。

ストーリー

その昔、サルフェール伯爵アメデー(P・ブラッスール)は、その蛮声と青髭で村人達を威嚇していたが、彼が六人目の妻を失ったというので村人達は大いに閉口した。伯爵は妻を失うと恐ろしい発作を起して次の妻を狩出す悪癖があったからである。宿屋の娘アリーヌ(C・オーブリイ)も伯爵の眼にとまるのを恐れて姿をかくし、恋人ジイリオ(J・セルナ)に救われた。春になり、伯爵は妻えらびのため人々を呼寄せたが、中に妻となることを恐れかなしむ騎士エチオールの娘ヴァランチーヌのいることを知ったアリーヌは、自らヴァランチーヌに化けて城に行こうと申出た。アリーヌは化の皮をはがされて伯爵から拷問をうけたが、彼は改めて彼女の魅力を知り正式に妻に貰受けることになった。結婚の宴の席上、アリーヌは伯爵の秘蔵する小さな金の鍵を手に入れたが、それを見た伯爵は六人の先妻を次々に殺した次第を語り、もしその鍵を使えばアリーヌも同じ運命におちると脅した。しかしアリーヌは伯爵の留守中その鍵を使って淋しい塔の上の迷路に行き、六人の先妻達が生きたまま閉じこめられているのを発見した。伯爵が帰ってくればアリーヌは殺される運命にあったが、この時恋人のジイリオがかけつけ、怒りに狂った百姓や調査官が城にのぼって来たので、彼女は救われ、青髭伯爵は本当は気の弱い嘘言狂の男にすぎなかったことが証明された。

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作品データ

原題
Barbe Bleue
製作年
1951年
製作国
フランス
配給
新外映=NCC
初公開日
1953年4月5日
製作会社
アルシナ


[c]キネマ旬報社