超音ジェット機:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
超音ジェット機
超音ジェット機
-

超音ジェット機

1953年1月4日公開、110分
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「逢びき」「陽気な幽霊」などのデイヴィッド・リーンが製作ならびに監督に当った航空映画一九五二年作品で、超音速ジェット機出現までの苦しい経緯を描いたもの。ストーリーと脚色は劇作家のテレンス・ラティガン(「ブラウニング・ヴァーション」)、撮影はジャック・ヒルドヤード(「ホテル・サハラ」)、作曲はマルコム・アーノルドの担当。主演は「四枚の羽根」のラルフ・リチャードソン、「情熱の友」のアン・トッドで、ナイジェル・パトリック(「パンドラ」)、ジョン・ジャスティン(「バグダッドの盗賊(1940)」)、ダイナ・シェリダン(「禿鷹は飛ばず」)、ジョゼフ・トメルティ(「邪魔者は殺せ」)、デンホルム・エリオットらが助演する。

配信で観る

ストーリー

一九四三年、英国空軍のトニイ・ガースウエイト(N・パトリック)は、婦人部隊のスーザン・リッジフィールド(A・トッド)と結婚した。スーザンの父ジョン・リッジフィールド(R・リチャードスン)は英国航空界の大立物で、最新式の航空機工場を所有し、超音速のジェット機を作り出す野望に燃えていた。スーザンの弟クリストファーは、父のために厭々飛行術を学び、初の単独飛行の失敗で無惨な最後を遂げた。戦争が終るとともに、トニイはスーザンの反対を押し切り、ジョンの希望を容れてテスト・パイロットになった。研究所では新型快速機がプロミシウス号を設計していたが、この機が音より速く飛ぶために、音の障壁を突破するとき、どういうことが起るかは全く謎であった。その頃、トニイとの愛の結晶を宿していたスーザンは、生れて来る子供のためにも、トニイがプロミシウス号の試験飛行を行うことを止めるようにと懇願したが、彼は聞き入れなかった。いよいよ試験飛行の日、トニイの操縦するプロミシウス号は音速に近づくや突如、調子を狂わせ、墜落してしまった。その夜、スーザンは悲しみのうちに男の子を生んだ。ジョンはまだ音速突破の夢を捨てず、トニイの戦友だったフィリップにプロミシウス第二号の試験飛行を命じた。機は遂に音速突破に成功した。スーザンは、冷酷だと思っていた父の気持を、やっと理解することが出来、トニイの遺児を将来立派な後継ぎにする決心をした。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Breaking The Sound Barrier
製作年
1952年
製作国
イギリス
初公開日
1953年1月4日
上映時間
110分
製作会社
ロンドン・フィルム


[c]キネマ旬報社