男の正体:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
男の正体
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男の正体

1930年公開
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「女性の罠」「恋の素顔」と同じくハル・スケリー氏が主演する映画で、「グリーン家の惨劇」「スイーテイ」のフランク・タトル氏が監督したもの。ジョージ・ケリイ氏原作の舞台劇から「ダミー」のハーマン・J・マンキーウィッツ氏が映画化し、「駄法螺成金」のマリオン・ディックス女史が脚色の筆をとり「若き翼」「危険なる楽園」のアーチー・スタウト氏が撮影に当った。主演者のほかに「撮影所殺人事件」のドリス・ヒル嬢、舞台俳優のクララ・ブランディック夫人、「愛の医者」のモーガン・ファーレイ氏、「女性の罠」のウィリアム・B・デイヴィッドソン氏、ヘレン・チャドウィック嬢、チャールズ・セロン氏等が助演している。

ストーリー

32ドル50セントの週給を貰っている鉄道事務員オーブレイ・ペイパーは内心善良な男でありながら、つい誇大なことを口にして人を煙にまく悪い癖があった。彼を愛するアミーという娘は家庭からの反対にも拘らずこのオーブレイを信じて結婚した。大きなことを言ってはいたもののさて夫婦となってみれば口ほどのことはなく八カ月後オーブレイの馬脚はすっかり現われてしまったが、それでも彼に対する愛を棄てないアミーは自分達の収入に適はしい安價な下宿を捜して歩いた。オーブレイは義兄フランクの所有する自動車を借りて乗れもしないのに運転したため彼は車を衝突させて交通巡査を傷け拘留された。フランクの保証金でようやく放免はされたがその時彼は妻の父が死んだという知らせを受取った。ひと先づアミーと共に彼女の実家へ来たオーブレイはそこで発明家である妻の兄ジョウの所へ来た一通の手紙を読んだ。手紙にはジョウの発明した錆どめのペンキが一会社に買い上げられることとなり値段について何日に打合せがしたいと書かれてあった。次の月曜日の朝オーブレイは自動車事故の件で裁判所へ出頭した。裁判官は500ドルの罰金を言い渡したがオーブレイは自分の失言から1000ドルの科料を支拂わねばならぬ破目となってしまった。その科料の金が拂えなければ彼は監獄へ行かなければならないので義兄のフランクが立替えることになった。だがこんなことでオーブレイは恐縮するような男ではない。彼はすぐにジョウの発明を買おうという会社の弁護士の所へゆき5万ドルの値段を10万ドルまで上げるようにと交渉をすすめた。家にあって主人の死去以来家事が苦しくなったことを話し合っているアミーの母と姉の前へ飛び込んで来たジョウは会社が自分の発明に対して買入値段を10万ドルにして来たと話した。この時丁度現われたオーブレイはその交渉は実は自分がやったのだと言った。ここで一家は急にオーブレイに商売の才能があることを認めはじめた。ジョウはオーブレイに自分のマネジャーになってくれと懇望した。アミイは良人にそうした手腕があるのを知って喜ぶのであった。

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作品データ

原題
Men Are Like That
製作年
1930年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社輸入
初公開日
1930年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社