25時(1967):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
25時(1967)
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25時(1967)

1968年3月公開、コメディ
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ルーマニア生れの小説家C・ビルジル・ゲオルギュのべストセラー小説を「ダンケルク」の監督アンリ・ヴェルヌイユ、フランソワ・ボワイエ、ウォルフ・マンコウィッツの三人が共同で脚色し・アンリ・ヴェルヌイユが監督したヒューマン・コメディ。撮影は「太陽は傷だらけ」のアンドレアス・ヴァインディング、音楽はジョルジュ・ドルリューが担当した。出演は「名誉と栄光のためでなく」のアンソニー・クイン、「おれの女に手を出すな」のヴィルナ・リージ、「テレマークの要塞」のマイケル・レッドグレーヴ、「キプロス脱出作戦」のグレゴワール・アスランほか。製作は「欲望」のカルロ・ポンティ。

ストーリー

ルーマニアの片田舎フォンタナに住む農民ヨハン・モリッツ(A・クイン)の望みは、妻のスザンナ(V・リージ)や幼い子供たちと一緒に、小さな農場で幸福に暮すことだけだった。ところが第二次大戦の戦雲がルーマニアにも広がって来て、ヨハンのささやかな望みをいっぺんに吹きとはした。事のおこりは、ヨハンの妻スザンナがあまりに美しかったためだ。その美しさに迷った警察署長ドブレスコ(G・アスラン)が是が非でも彼女を自分のものにしようと、ヨハンをユダヤ人と偽って強制労働収容所へ送り込んでしまったのである。これはかえってスザンナを怒らせるばかりであった。やがてドイツ軍がルーマニアに侵入すると、ドブレスコがスザンナの前に現われ、ユダヤ人の土地は没収されるから、と説得し、ヨハンとの離婚書に署名させてしまった。それから一年半過ぎてもヨハンは釈放されなかった。離婚署名が彼の釈放を絶望にしていた。そんな時、収容所脱走の話が持ちあがった。何とかハンガリーの首都ブダペストに辿り着いたヨハンは、パスポートを持っていなかったためスパイ容疑で捕えられ、ハンガリー人の身代りでドイツの工場へ送りこまれた。だがヨハンは偶然その工場を訪れた親衛隊のミュラー大佐に発見され、ドイツ民族の純血を保持する英雄的家族の一員として、オレンブルグ収容所の看守に任命されたのである。一九四四年四月、ソ連がルーマニアに侵入。その頃連合軍もヨハンのいるオレンブルグ収容所へ四〇キロの地点に迫っていた。猛爆撃下、ヨハンはワイマールの連合軍前線基地へ逃げこんだ。やがてヨハンはニュールンベルグ裁判に付され、検事の厳しい論告を受けたが、弁護人(M・レッドグレーブ)はそれに反論、無罪を要求した。その時、スザンナが夫ヨハンにあてた手紙が届き、すべては解決した。ヨハンは釈放され、八年振りに再会したスザンナや子供たちを涙ながらに抱きしめるのだった。

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作品データ

原題
The 25th Hour La Vingt-Cinquieme Heure
製作年
1967年
製作国
イタリア
配給
MGM
初公開日
1968年3月
製作会社
カルロ・ポンティ
ジャンル
コメディ


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