海賊島(1954):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
海賊島(1954)
海賊島(1954)
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海賊島(1954)

1954年公開、アクション
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英の文豪ロバート・ルイス・スティーヴンスンの『宝島』から人物を借用し、新たに書き卸された『宝島』後日談。「遠い太鼓」のマーティン・ラッキンのオリジナル・シナリオから「白人酋長」のバイロン・ハスキンが監督した。撮影は「ジョニー・ダーク」のカール・ガスリー、音楽は「夜の人々」のデイヴィッド・バトルフ。撮影はオーストラリア南海岸のロケーションを加えてシドニーのペイジウッド撮影所で行なわれた。主な出演者は「島のならず者」のロバート・ニュートン、「魔術の恋」のコニー・ギルクライスト、「白人酋長」のロイド・バーレルとグラント・テイラーの他、主人公ジム・ホーキンス少年にテイラーの息子で十三歳のキット・テイラーなど。オーストラリアの演劇人が多数助演している。「これがシネラマだ」のジョゼフ・カウフマン製作。

ストーリー

十八世紀。カリビア海に臨む港町ポルト・ベロで海賊の溜り場になっている酒場“樽と錨”では、のっぽで一本足のロング・ジョン・シルヴァー(R・ニュートン)が、女主人のピュリティ(C・ギルクライスト)からラム酒をせしめては宝島へ行く機会を狙っていたが、船も金もなかった。たまたまジョンは仇敵の海賊メンドサ(L・バレル)が、ジョンのかっての親友ジム・ホーキンス少年(K・テイラー)と総督の娘エリザベスを捕え、莫大な身代金を要求していることを知った。抜け目のないジョンは総督夫人にとり入って、少年と娘の救出に助力を申し出た。翌日、ジョンは浜に身代金を取りに来たメンドサからジョン少年とエリザベスを受け取り、その代償に総督の軍艦を沖へ去らせて自分はメンドサと総督の宝物蔵に向った。メンドサの奪った宝物を計略でそっくり手に入れたジョンは人質の二人を総督に渡したが、宝島の宝物の在り場所を示す鍵のメダルを持つジョン少年を、総督はジョンに引き渡さず、英国へ娘と一緒に送って学問をさせようと考えていた。困ったジョンは酒場でピュリティに相談したが、彼女は良い機会とばかりジョンに結婚を申し込んだ。そこに偶然入ってきた“あざみ”号の船長は、船員不足のためジョンを信用して船員を集めさせた。エリザベスとジム少年の乗船が“あざみ”号だと知ったジョンは手下と共に自分もコックに変装して乗り組んだ。船中の叛乱は成功したが、船はメンドサの根拠地であるソコロ島に着いてしまった。やがてメンドサが追跡してきたとき、ジョンは島の倉庫に火をつけ、慌てて上陸したメンドサの隙にその旗艦コルドバ号を奪って宝島に向った。島には、かつてジム少年をつけ狙ったイズラエル・ハンズ(R・テイラー)が盲目の姿で生きていた。やがて宝島ではジョン一党とメンドサ一味の間に激戦が展開され、ジム少年もジョンに味方して全力を賭して闘った。戦はジョンの勝利となり苦心の末、宝物も手に入れることができた。ポルト・ベロに帰ったジョンは又もや新しい冒険をかぎつけ、結婚式を挙げるピュリティを振り切ってジム少年と酒場を飛び出して行った。

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作品データ

原題
Long John Silver
製作年
1954年
製作国
イギリス
配給
ユニオン=NCC
初公開日
1954年
製作会社
宝島
ジャンル
アクション


[c]キネマ旬報社