岡寺の観音:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
岡寺の観音
岡寺の観音
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岡寺の観音

1919年公開
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文化というものが人間に及ぼす悪い方の影響を把え来って、それを神仏の加護と美しき人間の力によって救うという、東洋の仏教を取り入れた作品。(無声、染色。六篇)

ストーリー

ハーランドは事業という事業に成功し、金力の権化ともいうべき人間になったが、人間としての価値なき己れの姿を段々苦しむ様になった。しかし如何とも彼の成金的な性癖を脱する事が出来ず、その悶えは遂に彼をして半狂人の如くならしめた。医師の勧めにより彼が旅行に出た時付添人としてヘレン・スコットという女性を雇ったが、彼女の崇高な人格は漸時ハーランドの悶えを薄らげ真の人間としての安心を与え得る様になった。彼等の背後には常に慈悲ある岡寺の観音像があって無限の恵みを垂れていた。かくて様々な事件を経てハーランドは立派な人格者となったが、遂にはヘレンを恋する様になった。彼女に許婚者をあるを知った時、彼は潔くその恋を擲ちここに始めて年老いたる男子一人、勇猛心を振って美しき真の人生の第一歩に入る。

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作品データ

原題
The Kwannon of Okadera
製作年
1919年
製作国
ドイツ
初公開日
1919年
製作会社
デクラ・ビオスコープ


[c]キネマ旬報社