善玉悪玉:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
善玉悪玉
善玉悪玉
-

善玉悪玉

公開日不明
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

サッシャ製作映画で、発売はヘルツ会社である。アメリカではエフ・ビー・ワーレン会社が昨年九月『善と悪』“Good and Evil”と改名して発売した。ボヘミヤやヴェニス等の風光明媚な地や、オーストリア首府ウィンの王室宮殿等を背景とし、一万の人数を使って作ったなかなかの大作品である。フランスやモンテ・カルロ等で、挿話には日本、ペルシャ等に渉ったところもある。主役は仏露人たるルシー・ドレイン嬢である。無声。

ストーリー

マーリン伯爵はヴェラ・オルモンド公爵夫人の家を訪問する途中で脱走囚人ダントンの為に気絶させられた。ダントンは伯爵の服を着て伯爵となり済まし、ヴェラを訪れ彼女のお気に入り、彼女におのれは運命の手に弄ばれた不幸な男であると語り官憲の手からかくまって貰った。彼はやがて彼女から僅かの金を得てモンテ・カルロに赴いた。彼女がその後モンテ・カルロに来て見ると彼は財産を勝ち得て堂々たる男になっていた。彼女の心にようやく愛恋の心が動いたがその時既にダントンにはベシー・ウィンスロップなるアメリカ人の恋人が出来ていた。運命は更に逆転してダントンは間もなく全財産を負け無くしてしまい、落胆の余り朦朧たる意識の裡に自分が正に自殺する所をある不思議な人物に助けられる事を夢みた。不思議な人物とは運命その物であった。彼はダントンを三つの幻想境に遊ばしめて誘惑、女色、情熱とを避けてこそ真の青春の幸福を得られるべきを教えた。我に帰ったダントンは翻然と従来の生活を脱し、ベシーと共にアメリカへ赴いて幸福なる奮闘生活に入った。残されたヴェラ・オルモンド夫人はあたら純美なるべき佳人の生涯を依然として過れる道に迷い暮して行った。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
Good and Evil Toll of the Sin
製作国
ドイツ
配給
国活
製作会社
ヘルツ=サッシャ


[c]キネマ旬報社