乙女よ純なれ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
乙女よ純なれ
乙女よ純なれ
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乙女よ純なれ

1928年公開
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エドモンド・グールディング氏がコリーン・ムーア嬢のために特に執筆した物語を、「第七天国(1927)」のベンジャミン・グレイザー氏が脚色し、「南京豆小僧大成功の巻」「愉快な嘘吐き」等をものしたウィリアム・A・サイター氏が監督したもの。出演者コリーン・ムーア嬢を助けて「闇より光へ」「宣伝地獄」等出演のエドモンド・ロウ氏が出演しているほかリリアン・タッシュマン嬢、チャールズ・セロン氏、エディス・チャップマン嬢等が共演している。

ストーリー

メリー・ランドールは金物屋の娘で何不自由なく両親の慈しみを受けて育った無邪気な乙女だった。この純真な処女にも恋知る時がきた。その相手というのはニューヨークから来たばかりのライオネル・ステュアートという立派な青年だった。彼はニューヨークでも有名な詐欺師で情婦のケイに裏切られたのでこの田舎町へ逃げて来たのだった。それとは知らぬメリーはライオネルを正直な男と思い親しくしているうちに乙女心のただ一すじに彼を想うようになった。そして余焔もさめた時分とニューヨークへ帰ろうとしたライオネルもメリーの真剣な愛に打たれてとうとう彼女と結婚した。新婚の夫婦はニューヨークで楽しい家庭を作り愛と幸福の生活を営んだ。ライオネルは新しい正直な職業に就き万事円満に運んだ。ところがライオネルが結婚したことを知った彼の以前の情婦ケイは嫉妬に駆られて、ライオネル・ステュアートの詐欺事件を密告した。かくて彼は拘引されることになったが、彼を信じている妻のメリーにこの事を知らせたくないので、拘引に来た探偵を同じ店に働いている人だといって紹介し、自分は商用で数カ月間旅行しなければならぬか待っていてくれと言い含め、あたかもよしブエノス・アイレスへ赴く友人に毎週メリーのもとへ手紙を出してくれと頼んで、ライオネルは残る心を振り切って引かれて行った。夫の留守中メリーは夫からの手紙を唯一の楽しみにただ管帰りの日を待ちわびていた。おりからライオネルを拘引に来たかの探偵はメリーを訪れて真実を話した。メリーは半信半疑で勧められるままに刑務所へ行って見ると、まぎれもない夫がケイと語らっている姿を目撃して思わず泣いた。けれども彼女の愛は強かった。夫が6ヶ月の刑期を終えて帰ってくる日が近づいた。メリーはすべての準備をととのえて夫を迎えた。ライオネルはブエノス・アイレスから帰ったばかりだと言って土産物などを彼女に与えた。メリーはやがて生まれる愛児のためにも夫はブエノス・アイレスへ行ったことにしなければならぬと決心し、将来の幸福のため、何も語らず強く夫を抱いた。

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作品データ

原題
Happiness Ahead
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
ファースト・ナショナル支社
初公開日
1928年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


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