五紳士:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
五紳士
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五紳士

1920年公開
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フランスパテ本社昨年度の製作で、アンドレ・リュゲ氏が創作し、ルイツ・モラー及びルニエ両氏が監督したもので、出演俳優はルイツ・モラー氏、ピエル・ルニエ氏、アンドレ・リュゲ氏、ルブルュマン氏、ド・メルリー氏、リュリー氏、イヴォンヌ・ドゥヴィーニュ嬢等であるが誰が誰に扮して居るか今の所不明である。チュニースの実景を使用した興味深い筋である。無声。

ストーリー

大船主の倅イーヴ・ル・ゲランテックは小アジアへ漫遊の途次、コンスタンチノープルの銀行家の息子カラジャンと知り合いに成る。その時金髪の乙女ジャクリーヌも彼と逢った。マルセーユでカラジャンは親友ラウソンをゲランテックに紹介し、三人でチュニース国に向けて上船する。船中でゲランテックはジャクリーヌに再会し、若き二人はお互いに憎からず思い合う仲と成った。チュニースに着いた時、彼等はミッドロックとマドリニなる両親友に遇い、此の五人の若者一行は市中見物に出掛けたが、土地の風俗を知らぬ彼等は悪戯半分からマッチ売り娘の覆面を剥ぎ除いた。之を見たアラビアの魔法使いの一老人は怒ってミッドロック、ラウソン、マドリニ、カラジャン、そして最後にゲランテックの順で生命を絶つと予告する。果たして前の三人は順々に生命を失った。カラジャンはゲランテックと共に例の魔法使いを捜し出し、許しを乞おうと又もチュニースに来て捜索するがその甲斐もなく、此の度は自分の番と絶望の余りカラジャンは博奕に手を出したが莫大な失敗を招き自殺と決心する。ゲランテックは若し彼が死ねば今度は自分の死ぬ番であるので、遂に彼の負債四十万ドルの支払を引き受けた。所がゲランテックは途上死んだ筈のマドリニを認め、彼の跡を追って或る家に至り、魔法使いやマッチ売り娘や、その他殺された筈の三人が割り前を清算中なのを発見する。ここに至って秘密は解けた。ゲランテックは大仕掛の詐欺に掛かったのである。彼の財産を横領せんとした彼の旧友達はいずれも捕縛され、美しいジャクリーヌは彼の愛妻と成る。

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作品データ

原題
The Five Gentlemen Les Cing Gentlemen Mandits
製作年
1920年
製作国
フランス
配給
日活
初公開日
1920年
製作会社
パテ


[c]キネマ旬報社