蛇身の舞:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
蛇身の舞
蛇身の舞
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蛇身の舞

1919年公開
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松竹がドイツ映画を多数輸入した第一回公開映画である。無声。

ストーリー

インドカンドワの領主は欧州に於いて舞姫ハルマ・トレンゼンを妻とした。彼女に恋して居た教授ザンデルストレゥムはカンドワの領主にかつて大恩を蒙って居たが、恋に眼眩み恩讐の区別を忘れ彼に刃を擬したが力及ばず却って領主の為に恥辱を受け親友なりし二人は斯くて永遠に別れてしまった。領主が本国に帰ってから十数年は経過し彼には美しき姫が出来た。都に残ったザンデルストレゥムは発明に依って名声を得又アクゼルという息子を得た。やがて研究過度の為彼は視力を失い、息子アクゼルに命じて旧友なるインドカンドワの領主より霊薬を請い受けるべく出発せしめた。領主は未だに昔の怨恨を忘れず、彼に霊薬を与うるを拒んだが、姫君はアクゼルの風貌に恋し秘かに霊薬を彼に与えた。情熱に美しき若い二人は青春の炎を宵々に嘆いた事であったが、此の秘め事が領主の耳に入った時、領主は恐ろしき復讐の念を燃やし、憐れ生きながら天国の楽しみを享くべかりし想思の二人は、結婚の夜の甘き酒を毒とも知らで、永き眠りに就いたのである。無情を悟ったカンドワの領主は改心懺悔の修業者となり領国の政治は弟なるサンタに委せ広き世界をいずこともなく漂い出したのである。

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作品データ

原題
Indian Nights
製作年
1919年
製作国
ドイツ
初公開日
1919年
製作会社
ダイツ


[c]キネマ旬報社