踊る人生:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
踊る人生
踊る人生
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踊る人生

1929年公開
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ブロードウェイで有名な喜劇役者でこの映画の原作たるジョージ・マンカー・ウォッタース氏アーサー・ホプキンス氏合作の喜劇「パーレスクス」の主人公を勤めて人気のあったハル・スケリー氏が主演する映画で「恋愛行進曲「ウォール街の狼」のナンシー・キャロル嬢が共演し「サブマリン」「鉄火面」のドロシー・レヴィア嬢を始め、舞台劇「バーレークス」で演じた役者を勤めているオスカー・レヴァント氏、チャールズ・ディ・ブラウン氏、二巻物喜劇で有名なアル・センジョン氏、及びラルフ・シオドア氏が助演している。監督には「恋愛行進曲」と同じくジョン・クロムウェル氏とエドワード・サザーランド氏とが共同で当り、脚色は「人生の乞食」「煩悩」等のベンジャミン・グレーザー氏、撮影は「恋愛行進曲」「忘れられた顔(1928)」のJ・ロイ・ハント氏が担任している。

ストーリー

スキッド・ジョンソンは田舎廻りの喜歌劇団では相当鳴らした若手の腕利きだったが性来のずぼらと酒好きが祟って兎角一座に長続きしなかった。ある時もその傳で首となって停車場の待合室へ梢然とやってきた。するとそこにはポニー・リー・キングという同じく仕事にあふれた踊り子がベンチに凭れて考込んでいたので、同病相憐れむかたちで二人は親しくなり、ふと見つけた芸人採用の広告に応じてみたところ運よく二人とも採用されて同じ一座で働くこととなった。素質の良いダンサーであるポニー・リーは、スキッドのコーチを受けて益々上達しスッキドも彼女の愛のお蔭で仕事に身を入れるようになり、二人は間もなく結婚した。ところがしばらくすると女好きのスキッドは踊り子のシルヴィアという阿婆摺れ女に熱くなったが、ニューヨークのある興行師が彼の芸を認めて買いに来たのでスキッドは取敢えず自分一人だけニューヨークへ行きブロードウェイの桧舞台を踏むこととなったニューヨークでも人気を呼ぶこたが出来たスキッドはポニー・リーと別れているのをいいことにいて、一緒に買われて来たシルヴィアとふざけちらしていた。一方ポニー・リーはハーヴェイ・ホウエルという金持ちの牧場主は贔屓にしてくれるので、良人の乱行も大抵察しられるままに離婚の手続きをしてホウエルと結婚しようと考え始めた。人気物となって有頂天になったスキッドは図に乗って酒に溺れたため又も首になって了つた。レフティーという舞台監督が彼の芸を惜しみ彼を雇うことにしたが、自棄酒飲んだくれたスキッドは初日も一週間前というのに姿を見せなかった。そこでレフティーは電報でポニー・リーを呼寄せた。スキッドも辛うじて初日には間に合ったが、大酒のため健康を害していたので演半ばにして舞台に倒れて了つた。ポニー・リーは彼を介抱し、元気づけて再び舞台に立たせ、一緒に踊りながら、絶えず低声で彼を激励して、ともすれば倒れそうになるスキッドに最後まで踊りつづけさせたのである。

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作品データ

原題
The Dance of Life
製作年
1929年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント映画
初公開日
1929年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社