踊る青春:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
踊る青春
踊る青春
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踊る青春

1929年公開
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「万事円満」「気まぐれ女優」に次ぐコリーン・ムーア嬢主演映画で、「ライラック・タイム」「彼の捕えし女」の脚色者ケイリー・ウィルソン氏が書卸した台本により「気まぐれ女優」「乙女よ純なれ」のウィリアム・サイター氏が監督したもので、キャメラは「ライラック・タイム」「乙女よ純なれ」以来のムーア映画の全部をクランクしたシド・ヒコックス氏が担任している。相手役は「三週間」「娘十八映画時代」のニール・ハミルトン氏が勤め、エドワード・マーティンデル氏、ルイ・ナトー氏、リンカーン・ステッドマン氏等が助演している。

ストーリー

生命短かし、踊れや乙女。アイルランドの血をうけたニューヨークっ子のパート・ケリーは昼間は百貨店に勤めて売上げ高の多い売子としてお客へのうけもよかったし、夜はブロンクス辺りのダンスホールに踊りに行っては猛烈なダンス振りに青年たちの胆を寒からしめていた。彼女は善良で純潔な処女だったが周囲がみんな不良なので不良の真似が中々上手で誰でも彼女を超モダンガールだと思うくらいだった。パートが勤めている百貨店の社長の息子ウィンスロップ青年は明日から百貨店の人事課長として勤めるという晩有閑生活へのお別れの宴会を開いたが、会が終ってから友達とある踊り場へ出掛けて不図パートと逢い、彼女の快活さと美しさに惹かれて朝の3時まで踊り続け、別れる時晩の7時に会う約束をする。ところがパートは朝出勤の時間に遅れたので人事課長から呼ばれるので、両人は奇遇に驚き且つ悦んだが、折柄社長が入って来たのでウィンスロップ青年は狼狽してパートをひどく叱責した。父親は様子を察してパートの素性を知らずに彼女を馘首して仕舞う。パートはこれをウィンスロップ青年の仕業かと誤解して憤慨したがその夜誤解はとけた。ウィンスロップ青年は彼女が善良な娘であるなら結婚してもいいという許しを父親から得たのでパートの純良を試すために怪し気な料亭へ連れて行った。その夜更けて父親は蓄音機がやかましく鳴り響くので怪しんで階下に降りて見ると息子がパートと一緒にしかも寝間着のまま踊っているので吃驚したが、わけを訊いて見ると、パートの純良さが判ったのでウィンスロップ青年は時をうつさず教会へ駆けつけて結婚してしまったのであった。

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作品データ

原題
Why Be Good?
製作年
1929年
製作国
アメリカ
初公開日
1929年
製作会社
ファースト・ナショナル映画


[c]キネマ旬報社