寵姫ズムルン:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
寵姫ズムルン
寵姫ズムルン
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寵姫ズムルン

1920年公開
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『千一夜物語』の1エピソード『ズムルン』を映画化。アメリカでは“ワン・アラビアン・ナイト”の題名でファースト・ナショナル社から発売された。「デセプション」「ファラオの恋」等のエルンスト・ルビッチュの監督、ルビッチュのほか、パウル・ヴェゲナー、ポーラ・ネグリ、イェニー・ハッセルキスト、アウド・エゲデ・ニッセン、ハリー・リートケの出演。無声。

ストーリー

アラビアに勢力をもった年老いた酋長があった。彼のお気に入りの美姫スムルンは、酋長を嫌って若い織物商人ヌル・アル・ディンを恋して居た。酋長の息子もスムルンに恋して居たが、ある日老酋長は彼らの恋の逢瀬を発見した。息子の嘆願で、彼はスムルンの命だけは助けたが、もはや彼女の寵は失われてしまった。町から町を巡業して歩く芸人の一団が、此の町へ来た時、若く美しい美姫をその中に見出した老酋長は、後宮に入れるべくその舞姫を買い取った。しかしその持ち主の極度に背曲りな容姿の男イエガールは舞姫を愛して居たので、彼女を失った事を悲しんで毒を仰いで、仮死の状態に陥った。イエガールの妻は裁判官に発見されるのを恐れて彼の死体を袋に詰めて置いたが、その晩ヌル・アル・ディンの雇人達が盗みに入ってその袋を奪い去る。スムルンはヌル・アル・ディンを後宮に入れるために、絹やリボンを入れた箱の中に彼を隠したが、その箱の中にはイエガールの入って居る袋も隠されて居た。目覚めたイエガールは、宮殿内で酋長の息子と舞姫とが相抱いて居るのを発見して嫉妬に馳られて騒ぎ立てた。老酋長は怒って息子と舞姫とを殺した。酋長はスムルンとヌル・アル・ディンの抱きあって居るのを再び発見して、ヌル・アル・ディンを襲おうとした時、舞姫を殺された恨みに狂ったイエガールは酋長を刺した。恋失えるイエガールは、後宮を解放して虐げられて居た美姫達を逃がし、ギターを奏でつつ淋しい放浪の旅に去って行くのであった。

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作品データ

原題
SUMURUN
製作年
1920年
製作国
ドイツ
配給
国際映画
初公開日
1920年
製作会社
ウニオン


[c]キネマ旬報社