アルゼリアの女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
アルゼリアの女
アルゼリアの女
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アルゼリアの女

1927年公開
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マックス・ラインハルト門下の舞台監督として知られたヴォルフガング・ホフマン・ハルニッシュ氏が監督した映画で「アパッシュ」の脚色者ロベルト・ライネルト氏が原作脚色「ファウスト」「ジーグフリード」のカール・ホフマン氏が撮影したもの。主役は「ヴェニスの謝肉祭」のマリア・ヤコビニ嬢で「ファウスト」のカミルラ・ホルン嬢、「ヴァリエテ(1925)」のウォーウィック・ウォード氏、「プラーグの大学生(1926)」のエリッツア・ラ・ポルタ嬢、「ムーラン・ルージュ」のジャン・ブラダン氏等が共演する。(無声)

ストーリー

風あたたかな地中海に臨むアルジェリアの都アルジェの繁華を離れたとある裏町の一角にムサ・カフェという怪しげな青楼があった。此のうちの女将ムサ・スマラは十七年前アフリカの奥地へ赴こうとして砂漠旅行中土匪に襲われて敢えない最後を遂げたブリッソンというフランス人の未亡人であった。夫に死別した彼女は一人娘のアドリエンヌを聖ドゥニ修道院に預けたがその扶育料を得る為に賎しい商売を始めたのであるが、既に莟の花の年頃となったアドリエンヌには堅く自分の現在の職業を秘していた。ムサの情夫のジャン・バリュは此の青楼を支配すると共に、虚栄に憧れる女達を誘惑しては、店で働かせることを常習としている廉恥漢であった。一方アドリエンヌは娘盛りの年頃となり最早修道院での教育も終えたのでアルジェの母親の許へ赴くことになった。その途中の航海中アドリエンヌはアルジェの探偵局主任の職にある若いルネ・カディラックと知り合い、船がアルジェの港に着く頃には恋し合う仲となっていた。しかしアドリエンヌの母は自分の仕事の性質上娘と探偵局主任との結婚には反対を唱えた。ジャン・バリュはアドリエンヌの美貌を一目見るや忽ち魔手を振って彼女をかの裏町の青楼へ誘拐した。娘の危うきを知ったムサはアドリエンヌを救いに急いだ。しかしその前にジャンは、彼が辱めたミラと呼ぶ少女の兄の水夫の手にかかって殺されてしまった。かくて純潔を守ることを得た美しいアドリエンヌは相想うルネと愛の巣を営むことが出来たのである。

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作品データ

原題
A Street in Algiers
製作年
1927年
製作国
ドイツ
配給
高橋商会
初公開日
1927年
製作会社
ウーファ


[c]キネマ旬報社