サイレント・ハウス(1929):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
サイレント・ハウス(1929)
サイレント・ハウス(1929)
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サイレント・ハウス(1929)

1929年公開
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ロンドンに於いて約一年の長期興行を続けたジョン・G・ブランドン氏ジョージ・ピケット氏合作の舞台劇を映画化したもので、ハリー・フォウラー・ミア氏が脚色し「フォードの難婚」と同じくウォルター・フォード氏が監督したもので、アーキボールド・ネットルフィールド・プロダクションの製作映画である。主役は「ネル・ギン」「ロンドン」のギブ・マクローリン氏と「月給六万円」のメーベル・プールトン嬢で、アーサー・ピュゼー氏、高瀬清氏、フランク・パーフィット氏、ジェラルド・ローリンソン氏等が助演している。(無声)

ストーリー

イギリスのサレー・コモンにサイレント・ハウスと呼ばれている豪壮な邸宅があった。此の家の主人リチャード・ウィンスフォードは或夜庭園に於いて何者かのために惨殺された。彼の甥ジョージ・ウィンスフォードが相続人としてサイレント・ハウスの新主人となった。故人リチャードの遺言状公開の際、付近の「赤い家」に住んでいる中国紳士チャン・フー博士がやって来て、故人とは親交があったという口実の許に立会うことになった。遺言状によると二百五十万円の無記名証券と宝石とが或る場所に隠匿してあること、リチャードの死後二十四時間以内に発見しなければ無効となること、が記されていたが其の隠し場所は記してなかった。ショージは友人の助力を得て捜索に取掛かった。一方チャン・フー博士は養女のツマラという白人の娘を使ってウィンスフォードの遺産の一部である宝石を奪おうと企てた。死んだウィンスフォードというのは心の良くない人で十数年前インド、中国地方で貿易に従事していた時、仏像に嵌められていた「神聖なる星」という大金剛石を盗んで逃走した。その折ウィンスフォードの共同経営者は傍杖を食ってチャン・フー博士の部下に殺され、その幼児は捕らえられた。博士は其の児をツマラと名付け「神聖なる星」を奪い返す道具に使おうと思って育てたのであった。博士は催眠術を心得ていたので彼女の意志を束縛し自由に使った。ジョージは彼女を見て心を惹かされた。ジョージは忠僕ホー・ファンの助けによって危い命を救われ、証券を発見した。チャン・フー博士は首尾よく「神聖なる星」を手に入れたので潔く自殺してしまった。ジョージとツマラとが幸福な家庭を作るのも遠い将来ではなかろう。

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作品データ

原題
The Silent House
製作年
1929年
製作国
イギリス
配給
松永商店
初公開日
1929年
製作会社
バッチャー映画


[c]キネマ旬報社