ガイ・フォークス:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ガイ・フォークス
ガイ・フォークス
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ガイ・フォークス

1923年公開、歴史
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イギリス史実に基いてアリシア・ラムゲイ女史が執筆した台本に拠って「虚栄地獄」「情熱の海人」「浮気禁制」をものしたモーリス・エルヴィ氏が監督したもので、主役は「燃ゆる嫉妬」に出演した名優マシスン・ラング氏が演じ、近年来英仏独諸国の映画によく出演するニーナ・ヴァンナ嬢を始め、ライオネル・ダントン氏、エドワード・オニール氏、ピノ・コンティ氏等が助演している近頃珍しいストールもので異色あるイギリス映画である。(無声)

ストーリー

毎年11月5日イギリスではガイ・フォークスのお祭がある。そのガイ・フオークスとは如何なる人物だったかというと--16世紀中葉以来次第に盛んになった新教は十七世紀に入るに及んで益々勢力を得、遂に1604年旧教弾圧の条令が発布されることになった。これは何人と雖も旧教の宣教師を庇護する者は死刑に処し、旧教徒と結婚せんとする者は流刑に処するという過酷なものであった。時の国王で暗愚なるジェームズ一世及び勢力ある新教徒議員達はかくて熱心な旧教信者の怨府となり、旧教再興運動に関して大陰謀が企てられた。それは国会議事堂の地下室に爆薬を仕掛けて国王並びに有力議員を鏖殺せんとする計画だった。この陰謀の指揮者として旧教徒首脳者に迎えられたのが当時和蘭で武名を轟かしていた豪傑ガイ・フォークスであった。彼は日を期してオールドサルホールに旧教徒首脳者連と会合すべく約する。このオールドサルホールの主人の娘は新教徒の一青年と恋仲だったが、青年は旧教徒と結婚せんとした廉によって流刑に処せられる。陰謀を嗅つけた新教徒首領ソールズベリー伯は、旧教徒首脳者を逮捕せんとしてオールドサルホールに来る。突然父に死別れた娘は恋人には生別れした以上この世に在って何かせんと尼僧院へ行こうとする。旧教徒の一人は彼女の美貌に心を惹かれ無理に結婚せんとしたのでガイ・フォークスは彼女を救うため仮の結婚をする。陰謀が正に成就せんとする時、裏切者が出た為にガイ・フォークスはロンドン塔に囚われる。一味の連名を白状させんと拷問されたが彼は頑として口を開かず、国王に対しては我が仮の妻と流刑になった青年とを夫婦にしてくれとのみ頼んで、ガイ・フォークスは従容として死に就いた。

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作品データ

原題
Guy Fawkes
製作年
1923年
製作国
イギリス
配給
日英映画社
初公開日
1923年
製作会社
ストール
ジャンル
歴史


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