密告(1929):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
密告(1929)
密告(1929)
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密告(1929)

1929年公開
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「海賊ピエトロ」「パンチネロ」のアルトゥール・ロビソンがアイルランドの有名な作家ライアム・オフラーティーの小説から映画化し、監督した作品で主役は「ヴァリエテ(1925)」「神我れに二十仙を賜う」のリア・デ・プッティ、「帰郷(1928)」「肉体と悪魔」のラルス・ハンソンの二人で「ニーナ・ペトロヴナ」「パンチネロ」のウォーウィック・ウォード、英国俳優のデニス・ウィンダム及びカール・ハーボードが共演し「ムーラン・ルージュ」「ワルツの夢」と同じくウェルナー・ブランデスがクランクする。(部分発声版)

ストーリー

アイルランドの首都ダブリン。或る結社の一員フランシスは他の結社との争闘の折、誤って警官を射殺する。そのため彼はしばらく山中に潜んでいたが、同志の助力で外国へ高飛びするため一夜母の許へ帰る。ところが留守の間に恋人のケートが同じ党員のジポーと恋仲になっていたのでフランシスの姿を垣間見た彼はケートと口論し、嫉妬した末、フランシスのことを警察に密告する。ためにフランシスは警官に包囲され殺されてしまう。ギャングの方では警察署に居合わせた女から密告者の様子を聞きそれがジポーであるらしいことを知り、様子を探った結果、彼が懸賞金の二十ポンドを落したのを見て彼がその犯人であることを確信し、友人を売った罪は死に値すると決定する。ケートは然し本当にジポーを愛していたので巧みに首領を欺いて彼を逃してやる。ジポーは高飛びするつもりで附近の停車場へ来たが、丁度見知り越しの踊り子ベシイが酒場の主人に苦しめられているのを見て有金全部を投じて助けてやる。そして一歩外へ出ると待伏せた追跡者に捕えられ、護送されたが途中で脱走し、トンネルに逃げ込むが、突如汽車が走り込んで来たので追跡者は彼が轢死したものと思って引き上げる。翌朝、命拾いをしたジポーがケートの家へ逃げ込む。そこへ丁度首領のギャラガーがジポーが死んだとケートに知らせに来る。そしてベシーがジポーにお礼に渡した写真を示してケートを嘲ける。ムラムラと嫉妬の炎に焼かれた彼女は思わずジポーが死なずに今ここにいると告げる。首領は後に議員と共に彼も生捕りにせんと一先ず引上げる。ケートは然し間もなくベシーがジポーにとって何でもない女と知り、彼に逃げろとすすめるが、フランシスが残した手紙で全々罪は自分にあることを悟ったジポーは遂に首領の拳銃に仆れてしまう。

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作品データ

原題
THE INFORMER
製作年
1929年
製作国
イギリス
配給
東和商事
初公開日
1929年
製作会社
BIP


[c]キネマ旬報社