オペラは踊る:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
オペラは踊る
オペラは踊る
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オペラは踊る

1935年公開
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「御冗談でしョ」「我輩はカモである」のマルクス4兄弟からゼッポを抜いて、グラウチョ、チコ、ハーポの3兄弟が主演する映画で「支那海」の脚色に当たったジェームズ・ケヴィン・マッギスが書き卸し、「ココナッツ」の原作者ジョージ・S・カウフマンと同じく脚色者モリー・リスキンドが協力脚色し、「逆間諜」「かたみの傑作」のサム・ウッドが監督に当たり、「昨日」のメリット・B・ガースタッドが撮影した。助演者は「わが胸は高鳴る」のキティ・カーライル、新人の歌い手アラン・ジョーンズ、「麗はしの巴里」のウォルター・キング、「我輩はカモである」のマーガレット・デュモン、「結婚の夜」のシグ・ルーマン等である。

ストーリー

ミラノに旅行中の金満家の未亡人クレイプール夫人の支配人オーティス・B・ドリフトウッドは兼ねてから夫人との結婚を望んでいる。彼は夫人を社交界に紹介する約束をし先ずその手始めにニューヨークオペラ劇場の重役ゴットリープに対面させた。ゴットリープは夫人を説いて劇場に20万弗の出資をさせ、また世界一のテナーと言われるロドルフォ・ラスパリと契約を結んだ。劇場の下回り歌手リカルド・バロニは非常に良い素質を持っているが、機会に恵まれないので認められていなかった。この2人はソプラノのローザを共に愛している。ローザはリカルドに恋して彼の成功を祈っていた。ラスパリの衣装方トマソは自分の主人を嫌ってローザとリカルドに親しくしている。リカルドと一緒に音楽を勉強しているフィオレロも彼を好いていた。ラスパリとローザはゴットリーブとの契約がなってニューヨーク行きの船に乗る。リカルド、フィオレロ、トマソの3人は秘かにオティスのトランクに潜込んで上船した。同じ船に髭をはやした3人の有名なギリシャの飛行家が乗っていた。密航者3人はその船室に忍び入って飛行家の衣服をつけ付け髭をした。本物の飛行家が現れたので移民官が彼らを逮捕に向かったときには、3人は早くもオティスのホテルに隠れていた。ここでリカルドは偶然ローザの室に入って彼女に会い互いに再会を喜んだ。ラスパリがローザの室に来て求愛したのでリカルドは彼を殴り倒す。怒った彼はローザを役から除いてしまう。その時ゴットリープの勧めで夫人はオティスを解雇したので3人は協力して復習を決心した。初日が始まったとき3人はゴットリープを縛り上げ、オティスは彼の服を着て夫人と一緒に澄まして重役席に座った。フィオレロとトマソはオーケストラの中に入って音楽を目茶目茶にしたその時劇場は火を発している事が発見され、臆病なラスパリは命欲しさに演技を中止して逃げだしたので観客は総立ちになって大混乱に陥ったが、フィオレロ、トマソ、オティスの懸命の努力と、リカルドとローザが舞台で悠々と歌い続けたので、観客は平静に帰して無事に退場する事が出来たのである。

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作品データ

原題
A Night at the Opera
製作年
1935年
製作国
アメリカ
初公開日
1935年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社