サン・モリツの乙女達:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
サン・モリツの乙女達
サン・モリツの乙女達
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サン・モリツの乙女達

1933年公開
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ハーバート・ゼルピンが監督した映画で、ハンス・リヒター作の物語をゼルピンとリヒターが協力して脚色したもの。撮影は「ウィリアム・テル(1933)」のゼップ・アルガイヤー担当。主なる出演者は「SOS氷山」のゼップ・リスト、「ボートの八人娘」のアリ・ギトー、アニー・マルカルト、フィフィゲンツ・アイクステット、ワルター・リラ等。

ストーリー

エンガーデンには二つの全く異なった場所がある。一つは豪華なブルジョア風のサン・モリッツであり、他の一つはドイツの学生達がスキーの合宿練習をするポントレジナである。男女共学の学生達が、男子はスポーツマンのウリ医師に、女子はマーレン女史に引率されてポントレジナで練習を開始した。ウリは厳格な規則を立てて監督に当たり、一同は元気に練習を続けていた。そこへイギリスの銀行家ムーアが娘のヴァイオレットをつれて現れた。学生の一人チェルコは優秀な選手であるが、ヴァイオレットに心を奪われ練習も怠けがちになった。ウリは心配してヴァイオレットに会ってみたりした。しかしこの時から一同は練習以外の事に気を取られるようになった。女にも男にもお互いに異性というものが考えられて来たのである。学生達のみならずウリとマーレンも互いに相手を心の対象とするようになった。ところがイタリアのヴァイオリニスト、ピーター・トナニが現れてマーレン女史に想いを寄せ、この噂が次第に拡まってウリの耳に這入った。ウリは心で苦しんだが自分はスポーツマンであり学生達の監督であると自覚し、彼女に対する関心を振り棄てて練習に精進した。間もなくスキー大会が来てウリは美事な成績を見せて拍手を浴びた。マーレンは練習に負傷して出場出来なかったが、彼の活躍を見て心から祝福した。女生徒の一人はウリに、マーレンが彼の活躍を喜んでいるのだから一度口を利いてくれと頼んだが彼はそれに応じなかった。競技は続いて、第三のジャンプでウリは最長距離を出したが、着陸に転倒して負傷し入院の止むなきに至った。マーレンは心から看護し二人は遂に快く結ばれる。そしてヴァイオレットやチェルコや、その他にも各々楽しい結果が来たのであった。

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作品データ

原題
Der Springer von Pontresina
製作年
1933年
製作国
ドイツ
配給
小林鉄二
初公開日
1933年
製作会社
テラ・トビス


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