南欧千一夜:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
南欧千一夜
南欧千一夜
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南欧千一夜

1935年公開
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「青空を衾に」のヤルミラ・ノヴォトナが「三つの情熱」「魔術師」(共にサイレント)に出演したイワン・ペトロヴィッチと主演する映画で、ペルツ・フォン・フランク作の小説を「青空を衾に」のC・クラーレン博士が脚色し、フィル・ユッツィが監督に当たり、「青空を衾に」のエドゥアルト・ヘーシュが撮影し、同じくウィリー・シュミット・ゲントナーが音楽を受け持っている。助演者は「国際間諜団」「白日鬼」のゲルダ・マウルス、「ハンネレの昇天」「怪人マブゼ博士(1932)」のルドルフ・クライン・ロッゲ、ジークフリート・シューレンベルグ等である。

ストーリー

地中海沿岸の静かな都会で或国の駐在武官グレゴール・オグレンスキーは、隣国の武官トレモリーフと決闘をした。一方が負傷しただけで生命に別状はなかったけれど、何故か決闘の理由は厳秘に附され、その為にこの刃傷沙汰をめぐって種々の憶説が巷を賑わした。そして理由は婦人問題であるという噂が、オゴレンスキーの婚約者たる美しい歌姫ヴェラの耳に這入った。それを信じた彼女はオゴレンスキーとの交渉を断った。彼は別離に心を傷め彼女の誤解を正そうとしたが、ヴェラはその手を逃れて姿をくらました。カイロからナイルに赴きアテネへ渡るヴェラの旅が続けられた。彼女の美貌に慕い寄る人々の中に、某国の権力者ドシャヒッド・ベイが居た。煙草商の名に蔭れて、彼は裏面で武器密売の悪業で巨万の富を得ていた。オグレンスキーはこの男の秘密に目をつけ、遂にその正体を暴くことに成功した。そしてかつての決闘の相手トレモリーフは、二人の間の秘密であった決闘理由をヴェラに告げて彼女の誤解を解いた。ヴェラの愛情は再びオゴレンスキーのものとなったが、同時に一度命を賭して争いを行ったオゴレンスキーとトレモリーフは深い友情に結ばれたのみならず、二人の友情はひいて両国間の敵対感を去らしめ、理解と親善をもたらしたのであった。

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作品データ

原題
Der Kosak und Nachtigall
製作年
1935年
製作国
ドイツ
配給
日本映画社
初公開日
1935年
製作会社
トビス・サッシャ


[c]キネマ旬報社