ヴアリエテの乙女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ヴアリエテの乙女
ヴアリエテの乙女
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ヴアリエテの乙女

1936年公開
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「シピオネ」「おもかげ」のカルミネ・ガローネが監督した映画で、新顔のアルバート・マッターストック、アネリーゼ・ウーリーク及び古くから名あるアッティラ・ヘルビガーが主演する。脚本は「支配者」のクルト・J・ブラウンの書卸しで、撮影と音楽は「空中劇場」のフリーデル・ベーン・グルント、レオ・ロイクスがそれぞれ担当した。助演は「猫橋」のオットー・ヴェルニッケ、ルチー・ヘーフリッヒ、フィタ・ベンクホフ等である。

ストーリー

パリで興行しているサーカスが、最終日を迎えた日であった。最終の番組は呼物のアーレン兄弟によるブランコ曲芸である。それも無事に終って、一座が後片づけに忙しい時、アーレン兄弟の弟ロバートは、兄トーマスの姿が見えないのに気づいた。探し廻った末に彼は兄の置手紙を発見した。兄は弟の愛人を連れて一座を逃げ出したのである。打ちのめされた様になったロバートは、その一夜を酒にまぎらせて飲歩いた。翌日の新聞には脱走した二人の乗っていたパリ発の急行列車が転覆し、多くの死傷者を出した惨事が報ぜられている。ロバートが現場へ駆けつけて見ると、すでに女は死亡し兄は辛くも一命を取りとめていた。その後兄弟の間には、打解けぬ不和が横たわった。憎しみを抱きながら、弟とは毎夜兄と危険な曲芸をしなければならなかった。かくて数年が過ぎ、一座にはマリアと言う美しい乙女が加入した。彼女は継父の無理強いから危い曲技に身を曝すのであったが、意中に彼女を思うロバートは、どうかしてこの職業から止めさせようと骨を折った。トーマスは弟が彼女を愛している事を知ると、かつての罪を謝するためにも、二人を結んでやりたいと思い、秘かに継父に逢って話したけれど、無慈悲な父親は何としても聞入れなかった。争うはずみに誤ってトーマスは彼を暖炉の中へ倒してしまった。殺人の罪に責められつつも、彼はサーカスに帰って弟との曲芸を済ましたが、その時マリアは舞台裏に現れた警官がトーマスを待っているのを見て顔色を変えた。然し彼は証人として出頭を命ぜられたのであった。彼の立去った後で、マリアの実母が娘を救うために、その男を殺したのだった。この事件でロバートとマリアは結ばれ、長い間の不和も解けてトーマスは弟の感謝を受けるのだった。

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作品データ

原題
Manege
製作年
1936年
製作国
ドイツ
配給
日本映画貿易
初公開日
1936年
製作会社
トビス


[c]キネマ旬報社