親父返る:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
親父返る
親父返る
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親父返る

1928年公開
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ハリー・ワグスタフ・グリップル氏とウォーレス・A・マンハイマー氏との合作した舞台劇「ロメオさん」の映画化で、イゾラ・フォレスター嬢とマン・ペイジ氏とが脚色したものを、「呑気大将漂流の巻」と同じくヘンリー・レーアマン氏が監督した。「特製運動服」「姿は偽らず」等出演のフォード・スターリング氏が主役を演じ、「金は天下の廻りもの」「おしゃれ哲学」のナンシー・キャロル嬢、「熱血健闘手」のアーサー・ストーン氏、「三人水兵恋行脚」のフランセス・リー嬢、「四人の息子(1928)」のジョージ・ミーカー氏、古顔のキャロル・ホロウェイ嬢、等が助演する。

ストーリー

アメリカ人ホーレス・トランドル氏は妻エフィーと結婚後25年の長きを安らかに過ごしてきた。が、ある日の朝の食卓に不意に妻の弟で、世にも不思議な与太者オスカー・バロウスがとび込んで来たのであった。それが因で、ここにホーレス氏に実に不運な悩み多い日が続いたのであるが、そのホレース氏の辿った行路というのは、実に次に示すようなことなのである。ホーレス氏は先ずオスカーに家庭の平和を乱す故をもって断固として退去を命じた。するとオスカーは自分はベーブというコーラスガールと恋仲になっているからといって憫みを乞うた。その時、氏は可憐なるコーラスガールがこのオスカー如き与太者と将来を共にしては誠に気の毒の至りであると考えた。そこで氏はたちまちにしてその見世物小屋に至りベーブを訪ねてその不心得をさとそうとした。が、氏は相手の女を見知らぬこととは言いながら、迂闊にも他の女を捉えてその不心得をさとしたのであった。ところへオスカーも氏の跡を追ってやって来た。が、元来オスカーとてベーブを知っている訳のものではない。彼は唯、ホレース氏の同情をひかんとして口から出任せの嘘をならべ立てたのであったから,ホレース氏がベーブだと思っている女を一も二もなくベーブだと思ってしまう。ところが、本物のベーブ、偽のベーブ、それからオスカーのこの3人、あくまでも狭い者どもで、人のいいホレース氏の弱点につけ込み、氏を縦横にあやつって、散々にその金を絞り取った。その挙げ句夫の不行跡とばかり妻のエフィーまでが、この女どもとグルになり、美容術を施すやらして、夫をもとに取り戻そうとする。しかも女2人とオスカーとが、ホレース氏の金を狙うこと益々執拗である。で最後は、兎も角一同は妙なところへ納まるのであるが、この時に氏は最愛の妻エフィーに頬をひっぱたかれつつも、「エフィーよ、我れ汝を愛す」との口走りつつ、悔恨の涙に咽んだというのである。

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作品データ

原題
Chicken a la King
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1928年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社