泳ぐひと|MOVIE WALKER PRESS
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泳ぐひと

1969年9月9日公開,95分
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ジョン・チーバーの原作を、「リサの瞳のなかに」のフランク・ペリーが監督、脚色はペリー夫人のエレノア・ペリー。撮影はTVコマーシャル出身のデイヴィッド・L・クエイド、音楽はマーヴィン・ハムリッシュ、美術をピーター・ドハノス、編集にはシドニー・カッツ、カール・ラーナー、パット・サマーセットの3人が担当している。出演は「インディアン狩り」のバート・ランカスター、他にTV出身のジャネット・ランガード、「サイレンサー 待伏部隊」のジャニス・ルールなど。製作はペリーとロジャー・ルイス。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

夏のある日曜の午後。ネッド・メリル(バート・ランカスター)は水泳パンツだけという姿で、友人ダンの家を訪れた。友人夫婦は前夜のパーティでくたびれており、一緒に泳ごうというネッドの誘いを断った。昔は皆一緒に泳いだ仲だったのに。ここでネッドは、隣人たちのプール伝いに泳いで家へ帰ろうと決心した。ダンのプールを泳ぎ渡ったネッドは次にベティ・グレアム家のプールを訪れた。かつてネッドが恋したベティは、新築のプールを自慢し、小市民生活に満足しきっていた。幻滅し、ネッドはハマー夫人の家へ向かった。が、ハマー夫人は、息子が病気の時ネッドが見舞いに来なかったのを根にもって、冷たく追い払った。ジュリアン・フーパーの両親は留守だったが、かつてメリル家の子守りをしていたジュリアンは、美しい娘に成長していた。彼女はネッドの泳ぐことに賛成で、一緒に行くことにした。一緒に友人のプールを泳ぎ、野生の馬と競争したり2人は楽しい時を過ごした。ハードル越えをやって、ネッドは足に怪我をしたが。しかし、ネッドは、ジュリアンがコンピューターによりボーイフレンドを選んだという話をした時、彼女にも失望を感じ、1人で次のヌーディストのハローラン家に向かった。道を行くネッドの前に少年が現れた。少年の家のプールは渇れており、同じように少年の心も失われていた。ビスワンガー家はパーティの最中。正装した人々の中で、ネッドは招かれざる野蛮人だった。続いてネッドは昔の愛人で女優のシャリー・アボットを訪ねた。シャリーは心の古傷をえぐられ、彼を追い返した。公衆プールでさんざんに冷遇され、ネッドはやっとのことで家へ帰りついた。が、家は廃墟となっており、彼を待つものは誰もいなかった。扉を叩くネッドに冷たい雨が降り続いていた。

作品データ

原題
The Swimmer
製作年
1968年
製作国
アメリカ
配給
コロムビア
上映時間
95分

[c]キネマ旬報社

  • rikoriko2255

    ペンギンのヨッド

    4.0
    2017/7/10

    10代の時にこの映画を観て、たまらなく悲しくなったが、今観ると更に底知れぬ恐怖をも感じてしまう。と、言うのもこの映画の主人公が最初は単なる変わり者だと思っていたら、かなり身分の高いセレブで、幅広い人脈のやり手のビジネスマンだと判ったからだ。そんな男が常日頃、自慢していた女房や子供たちも連れず、なぜ一人で知人の家々のプールを渡り歩こうとしたのか?しかも知人のセリフの端々で、かなり金に困っている様子だとも・・そう言った知人のセリフの数々を繋ぎ合わせると破産して失踪した男の様にも見えてきて、つまり気が触れてしまって「泳ぐひと」になったのか・・!?マルチな俳優のバート・ランカスターだからこそ、こんなミステリアスな人物像が築けたのだ。しかし、当時の批評は「プール付きの家を持てない日本人にはわからん」だと!映画評論の基準っていったい・・・?

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