青い珊瑚礁(1948):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
青い珊瑚礁(1948)
青い珊瑚礁(1948)
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青い珊瑚礁(1948)

1948年公開
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「ハムレット(1947)」「大いなる遺産」のジーン・シモンズが主演するテクニカラー色彩の南海映画で「青い恐怖」「艶ごと師」と同じくシドニー・ギリアットとフランク・ローンダーが共同製作したインディヴィデュアル・プロの一九四八年作品。原作はH・ド・ヴィア・スタックプールの小説で、ローンダーがマイケル・ホーガン、ジョン・ベインズと協力脚色、ローンダーが監督にあたり「南極のスコット」「笑う姫君」のジェフリー・アンスウォースが撮影を監督し「愛の海峡」のクリフトン・パーカーが音楽を作曲した。シモンズの相手役は無名から選ばれた初主演のドナルド・ヒューストンが勤め、子役のスーザン・ストランクス及びピーター・ジョーンズも新顔である。助演は老練のノエル・パーセルとジェイムズ・ヘイター、シリル・キューサック等である。

ストーリー

今から四十数年前、南太平洋でイギリスの一貨物船が火を発してちんぼつした。十数名の乗客中の少年マイケルと少女エメリンは、水夫パディに救われてボートである無人島にひょう着した。島のひょう流者が住んでいたらしい小屋を修理して、三人の原始的な生活が始まった。ところがある夜パディは酒をのみすぎてでいすいしがけの上から落ちて死んだ。二人はパディを沖合に水葬し、少年少女はさびしい孤独の生活を送らねばならなかった。かくて十年の月日が流れマイケルが十八歳エメリンが十七歳の春をむかえた。彼等は文明からはなれた野性の生活を送ったが、木の皮で作ったサロンを腰にまき乳房をおおっていた。エメリンが船から持って来た「紳士淑女の礼儀作法」という一冊の本が二人を文明人らしく教養する唯一の道しるべであった。毎日その本をよむ度に二人は文明の世界をあこがれる思いがつのるのであった。ある日二人の白人が島へ来た。マードックとカーターというお尋ね者であったが、マイケル等はそうとは知らず、イギリスへ連れて帰ってくれとたのむのだった。エメリンが頭にさしているくしの真珠を見たマードックはマイケルにピストルをつきつけて真珠貝採取を命じた。大つぶの真珠が数十個たまったのを見てカーターはヨットへ逃げて帰ってしまう。一方マイケルは水をもぐってマードックからにげさった。それと気附いたマードックはヨットへ引返すとエンジンをかけているカーターを射殺した。しかし彼もカーターが投げつけたナイフでたおされた。エメリンは動いているヨットから海中へ飛込み島へおよぎ帰った。再び平和な生活が続き愛に目ざめたマイケルとエメリンは例の作法書によって結婚した。そしてある暴風雨の一夜エメリンは男の子を産んだ。二人は命の恩人の名をもらってその子にパディを名附けた。パディが歩き出すようになるとエメリンは、彼の文明人としての教育をさせたいという願望を押え切れなくなった。マイケルはボートを修理しては柱をつけた。エメリンは木の葉でほを作った。積めるだけの食料と水をのせて二人は幼な子と共に、懐かしいさんごしょうの島を後に船出した。

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作品データ

原題
The Blue Lagoon
製作年
1948年
製作国
イギリス
初公開日
1948年
製作会社
インディヴィデュアル


[c]キネマ旬報社