七つの月のマドンナ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
七つの月のマドンナ
七つの月のマドンナ
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七つの月のマドンナ

1948年2月公開、110分
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「魔法の楽弓」と同じくフィリス・カルヴァートとスチュワート・グレンジャーが主演、「妖婦」のパトリシア・ロックが共演する映画で、マージェリー・ローレンス作の小説により、「キャラバン」と同じくローランド・パートウィーが脚色、アーサー・クラブトリーが監督に当った。助演者はピーター・グレンヴィル、ジョン・スチュアート、ジーン・ケント、アラン・ヘインズ等で、撮影はジャック・コックスの担当である。

ストーリー

ローマの酒商として富み栄えているギゼッペ・ラバルデイの妻は、美人の聞え高いマダレナといったが余り社交界へも顔を出さなかった。二人の仲に生れた娘アンジェラは英京ロンドンに留学し、めでたく卒業して学友ミニーと共に、フランスを縦横して自動車で帰るはずのところ、ミニーはカンヌに泊ったので、イギリス大使館員イヴリンが同行した。ミニーはサンドロという不良青年と恋におちたのであるが、彼はアンジェラを狙ってミニーと共にローマへ来る。しかしアンジェラはイヴリンと愛し合っているので、サンドロには見向きもしない。アンジェラの誕生祝の夜彼女はイヴリンと婚約したが、その夜ミニーと共にサンドロが現れ、サンドロ・バルーシが来たと聞くと、マダレナは気絶して倒れたので、夜会はお流れとなった。更に奇怪にもマダレナは夜中に失踪し、彼女の寝室の鏡に七つの月の紋章が白墨で書いてあり、宝石類は全部紛失してした。ラバルディは妻が失踪したことはフロレンスにいたころ、前に二回あったから今度もフロレンスを探すこととなる。閉鎖していたフロレンスのラバルディ邸にアンジェラは移って、母を探し歩いているとサンドロに会った、彼は七つの月の紋章のことを聞くと心当りがあるといい、カーニヴァルの夜アンジェラを誘出し、麻酔薬をコーヒーに入れて飲ませ、部屋にかつぎ込んだ。これよりさき、サンドロの兄ニノ・バルーシのところには、以前の情婦で数年間家出していたロザンナが戻っていたが、彼女はジプシー女のような情熱の女で嫉妬深かった。サンドロがアンジェラを恥ずかしめんとしているのを、ニノと見違えてロザンナはサンドロを刺す。致命傷を受けながらサンドロも彼女を刺した。眼をさましたアンジェラは、ロザンナこそ姿は変れ母マダレナであることを見、駆けつけたイヴリンと共に邸へ運ぶ。マダレナは処女時代に受けた暴行によって二重人格となったのであった。臨終の床にざんげしてマダレナは昇天した。変を聞いてかけつけたニノはロザンナの冥福を祈った。

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作品データ

原題
Madonna of The Seven Moons
製作年
1945年
製作国
イギリス
初公開日
1948年2月
上映時間
110分
製作会社
ゲインスボロウ


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